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救命には迅速な電気ショックが欠かせず、救命現場に居合わせた一般人による電気ショックを可能にしたのがAED(自動体外式除細動器)です。2004年7月以降、一般人でもAEDによる電気ショックを行って人の命を救うことができる時代になりました。フィリップスは、心臓突然死からの救命が当たり前の世の中となり、健康で安心の日常を確保することを目指します。
※2020年12月 総務省消防庁 令和2年版 救急救助の現況 より
心臓突然死の多くの原因であり、心臓の筋肉がけいれんをしたような状態を指します。
心室細動を起こすと心臓のポンプ機能が失われるため、全身へ血液を送り出すことができなくなります。
全身へ血液が送られない=酸素が運ばれない、という状態に陥るため、一刻も早く細動を取り除く処置(電気ショックによる除細動)が求められます。
出典.総務省消防庁「令和2年版救急・救助の現況」、厚生労働省「令和元年中における自殺の状況」、警察庁「令和元年中の交通事故死者数について」、総務省消防庁「平成30年版 消防白書」
倒れている人に意識が無く呼吸していない状態である事を確認してAEDを使用します。また、いつもと様子が違う呼吸がみられた場合、あるいは判断に迷った場合も「心肺停止」の可能性が高いと考えてAEDを使用します。
操作方法はAEDから音声ガイダンスにより指示され、電気ショックが必要かどうかもAEDが判断するので、高度な専門知識は必要ありません。ただし、普段からAEDの操作方法を含む救命講習などを受講して、いざという時に備えることが望ましいと言えます。
通報後に救急車が到着するまでの時間は全国平均8.7分(令和元年)と言われています。
突然の心肺停止を起こした人の救命の可能性は、右図のデータにもあるように、時間の経過とともに低下しますが、救急車が到着するまでの時間に、その場に居合わせた人が救命処置(心肺蘇生とAED)を行うことで救命の可能性が高くなります。
心臓の直上に、あるタイミングで衝撃が加わると、心室細動を起こす現象です。
心臓震盪は、胸の骨がやわらかい子どもに発生しやすいといわれています。 例えば、野球やサッカー、ホッケーなどのスポーツを行っている最中に、ボールが胸に当たって引き起こされたり、兄弟げんかの小突き合いや空手の練習中に発生したり、日常の中で発生する可能性が高いのです。
「心臓震盪」が発生したら、心臓に電気ショックを与える除細動が必要になります。
前述したように、心臓震盪は子供たちに発生しやすいものですが、適切な処置をすぐさま行うことで、その命を救うことが出来ます。
2007年4月、春季高校野球の地区大会中に、ピッチャーライナーを受けて心停止に陥った高校生が、学校に設置されていたAEDによって救命された事例がテレビや新聞で報道され、話題となりました。これにより、心肺停止は大人だけのものではなく、子供にも「心臓震盪」といった形で発生しうることが、知られるようになりました。
以下にご紹介するレポートでは、この「心臓震盪」を主軸に、その発生のメカニズム、対処方法を三田村秀雄先生(国家公務員共済組合連合会 立川病院)にうかがうとともに、2007年4月に実際に救命された高校球児の救命例を紹介しています。
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