AEDの
設置場所、
適正配置

 

AEDを効果的・効率的に活用するために。

AEDの設置場所、適正配置

総務省消防庁の報告によると、2015年の1年間に目撃された心原性心停止の総数は24,496件、そのうちAEDが使用されたのは1,103件とわずか4.5%にすぎません。
なぜ、残りの95.5%にAEDが使用されなかったのでしょうか?それには、現場付近にAEDはあったが使用に至らなかったという場合のほかに、

  • 地域におけるAEDの設置が不十分であったり、効果的な場所に配置されていない
  • 市民がAEDの設置場所を把握していない
  • 施設の広さに見合った必要台数が確保されていない

などがあると言われています。

※ 2016年12月 総務省消防庁発表「平成28年版消防白書」より

AEDを効果的・効率的に活用するために、以下の事項を考慮して設置することが望まれています。

AEDの効果的・効率的設置に当たって考慮すべきこと

(2013年9月 日本救急医療財団 非医療従事者によるAED使用のあり方特別委員会 発表
「AEDの設置が推奨される施設AEDの適正配置に関するガイドライン」より)
  1. 心停止の発生頻度が高い(人が多い、ハイリスクな人が多い)
  2. 心停止のリスクがあるイベントが行われる(心臓しんとうのリスクがある球場、マラソンなどリスクが高いスポーツが行われる競技場など)
  3. 救助の手がある/心停止を目撃される可能性が高い(人が多い、視界が良い)
  4. 救急隊の到着までに時間を要する場所(旅客機内、遠隔地、島しょ部、山間など)

 

※具体例としては、以下のような施設へのAEDの設置が推奨されます

  1. 駅・空港
  2. 旅客機、長距離列車・長距離旅客船などの長距離輸送機関
  3. スポーツジムおよびスポーツ関連施設
  4. デパート・スーパー・飲食店などを含む大規模な商業施設
  5. 多数集客施設
  6. 市役所、公民館、市民会館などの比較的規模の大きな公共施設
  7. 交番、消防署などの人口密集地域にある公共施設
  8. 高齢者のための介護・福祉施設
  9. 学校(小学校、中学校、高等学校、大学、専門学校など)
  10. 会社、工場、作業場
  11. 遊興施設
  12. 大規模なホテル・コンベンション
  13. その他(一次救命処置の効果的実施が求められるサービス、島しょ部および山間部などの遠隔地・過疎地、山岳地域など)

また、AEDは施設に1台あれば良いのではなく、使用する環境にあわせて設置台数を検討し、適正に配置することが求められます。効果的かつ戦略的なAED配置が、救命の可能性を向上させるには必要だと考えられています。  

AEDの施設内での配置に当たって考慮すべきこと

(2013年9月 日本救急医療財団 非医療従事者によるAED使用のあり方特別委員会 発表

「AEDの設置が推奨される施設AEDの適正配置に関するガイドライン」より)

  1. 心停止から5分以内に除細動が可能な配置
    • 現場から片道1分以内の密度で配置
    • 高層ビルなどではエレベーターや階段等の近くへの設置
    • 広い工場などではAED設置場所への通報によって、AED管理者が現場に直行できる体制
    • 自転車やバイク等の移動手段を活用した時間短縮を考慮
  2. 分かりやすい場所(入口付近、普段から目に入る場所、多くの人が通る場所、目立つ看板)
  3. 誰もがアクセスできる(カギをかけない、あるいはガードマン等、常に使用できる人がいる)
  4. 心停止のリスクがある場所(運動場や体育館等)の近くへの設置
  5. AED配置場所に周知(施設案内図へのAED配置図の表示、エレベーター内パネルにAED設置フロアの明示等)
  6. 壊れにくく管理しやすい環境への配置

 

(平成25年9月9日 一般財団法人 日本救急医療財団)

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