Philips CT 最新トピックス
masthead

Computed Tomography
最新トピックス

CT 検査に関わる人のためのイノベーション

フィリップスは、CT に関連するあらゆるテクノロジーを進化させることにより、さらなる診断能の向上と迅速かつ自動化されたワークフローを提供することを目指しています。

最先端のマルチスライス CT を使用することで、医療従事者および患者の満足度向上に貢献します。  

    Philips CT の最新ソリューション

    CT 5300

    CT 5300 は新たなレベルの信頼性、ワークフローの強化、長期にわたる価値をもたらします。

    CT Smart Workflow

    強化された低線量での検査では、高速で一貫性のある結果を得られます。

    Spectral CT 7500

    Spectral CT 7500 は、多くの CT 検査に対して超高速、スペクトラル情報常時使用可能、低被ばく、確信度の高い診断を可能とします。

    イベント・セミナーレポート

    Philips CT AI セミナー

    2024 年 7 月 20 日に行われた Philips CT AI セミナーは延べ参加者 19 名を迎えて開催されました。Philips CT Line up の Performance class を席巻する Incisive CT、そして今年 4 月に国内販売開始した CT 5300 が会場の参加者を大いに魅了していました。

    シン・Incisive CT の実力

    大平 知之 先生(山口県済生会山口総合病院)

    大平知之 先生

    大平 知之 先生

    国内 Incisive CT ユーザーの中でも Precise Position/Image/Intervention と多くの AI 技術を活用し、その臨床有用性を多くの講演を通して発信していくださっている済生会山口総合病院の大平先生は特に高画質と低被ばくの両立ができる Precise Image の臨床有用性を物理測定の裏付けをもってご紹介していただきました。また併せて低被ばくかつ高精度で手技を行える Precise Intervention は『もう、これ無しでの検査は考えられない』とその実力の高さを非常に評価していただきました。会場からは『幅広い Precise Image の適用部位のバリエーション』や『Precise Intervention による簡便な手技の補助による効率化』を評価する声が多く上がっていました。

    Philips CT AI セミナー 講演資料 1

    心臓 CT の基礎から最新技術まで

    竹内 和幸 先生(長野医療生活協同組合 長野中央病院)

    竹内和幸 先生

    竹内 和幸 先生

    年間 1,500 件の冠動脈 CT 検査数で長野県内でも屈指の冠動脈 CT 検査数を誇る長野中央病院の竹内先生はフィリップスの従来冠動脈 CT 再構成アルゴリズムと新たな AI 冠動脈モーション補正 Precise Cardiac の技術をご紹介していただき、特に竹内先生からは『従来冠動脈再構成の Beat to Beat 、Adaptive multi cycle の完成度の高さ』を非常に評価していました。さらに Precise Image についても大平先生と同様活用していただき低管電圧撮影を併用して造影効果の増強を行い確信度の高い画像の描出をご紹介いただきました。会場からは『冠動脈 CT の検査数の多さ、それを実現するフィリップスの冠動脈 CT 技術の優れたワークフロー』を評価する声が多く上がっていました。

    Philips CT AI セミナー 講演資料 2

    CT 5300 について

    小薗井 剛(フィリップス・ジャパン CT Business Marketing Manager)

    最後にフィリップスから今年 4 月に販売開始した CT 5300 の最新情報をご紹介させていただき、アウトカムに真摯に向き合い設計された最新鋭の CT 装置に会場の熱気は冷めないうちに本会は幕を閉じました。

    Philips CT AI セミナー 風景

    (CT モダリティセールススペシャリスト 松島 諒人)

    2024国際医用画像総合展 ITEM2024

    4月 12日から 3日間、パシフィコ横浜で開催されました「2024国際医用画像総合展 ITEM2024」に出展し、新製品である CT 5300 の国内初展示を行いました。
    CT 5300 は AI 画像再構成 "Precise Image" と新型検出器 "NanoPanel Precise Detector" を搭載することで、いままで以上に高画質と低被ばく撮影を実現するプレミアム CT です。さまざまな領域の臨床画像を展示し、お客様の注目を集めていました。特に心臓 CT の画像には多くのお客様が足を止め、その画質の高さに驚きの表情を浮かべていたのが印象的でした。
    また、CT 5300 には "CT Collaboration Live"という遠隔環境での医療従事者間のコミュニケーションを可能にする新しいソリューションを搭載しました。
    会場では、"CT Collaboration Live" のデモンストレーションを行い、お客様ご自身で遠隔地から CT コンソールを操作したり、コンソール画面を遠隔地と共有するなどの体験をしていただきました。このようなソリューションは放射線科全体の働き方改革にもつながると非常に好評をいただきました。

    ITEM2024 CT展示 CT 5300
    ITEM2024 CT展示 CTアプリケーション 1
    ITEM2024 CT展示 CTアプリケーション 2

    第83回日本医学放射線学会総会


    2024年 4月 11日(木)~ 4月 14日(日)、パシフィコ横浜にて第83回日本医学放射線学会総会(大会長:陣崎 雅弘先生 慶應義塾大学)が開催され、フィリップスは 12日のランチョンセミナー 13、および 14日のランチョンセミナー 33を共催いたしました。

    ランチョンセミナー 13
    医療画像未来を拓く:スペクトラル CT と多核種 MRI の最新技術

    座長:石神 康生 先生(九州大学 臨床放射線科学分野)

    本セミナーでは「医療画像の未来を拓く:スペクトラルCTと多核種 MRI の最新技術」と題し、九州大学 臨床放射線科学分野 石神 康生 先生の座長のもと、熊本中央病院 放射線診断科 片平 和博 先生からは「診断に役立つスペクトラル CT 活用術」を、浜松医科大学  放射線診断科 五島 聡 先生からは「多核種 MRI で見える世界」をご講演いただきました。

    石神康生先生

    座長:石神 康生 先生

    診断に役立つスペクトラル CT 活用術

    演者: 片平 和博 先生(熊本中央病院 放射線診断科)

    Spectral CT を診断に活用するための方法を造影 CT 検査と単純 CT 検査に対するものに分けご紹介いただきました。造影 CT 検査では仮想単色 X 線画像 MonoE 40keV によって 3倍の造影効果を得ることができ、Single Energy CT(SE-CT)では検出が難しかった小膵癌早期検出や前立腺癌、肛門管癌の検出が可能になると述べられました。特に、腹部造影 CT 検査を行った際は MonoE 40keV を用いて 10秒間膵臓を観察し、膵癌の見落としを防ぐことが重要と強調されました。
    また、eGFR 8.4 を示す患者に対して 22ml の造影剤量で腹部造影 CT 検査を行った症例を提示し、腎機能障害がある患者の場合は造影剤量を最大 3分の 1に低減しても MonoE 40keV 画像を用いることで通常の造影コントラストが維持できることを示されました。次に単純 CT 検査においては電子密度(ED)画像を用いることで物質の密度の違いを強調することができ、肺動脈内血栓や硬膜下血腫の検出が可能になると述べられました。さらに、腹部大動脈瘤の経過観察を行った症例では、瘤内にできた血栓が時間の経過とともに ED 画像上で高い値から低い値へと変化し、存在診断のみならず血栓の新旧を判断できる可能性があることを示されました。最後に SE-CT での CT 値による診断には限界があり、Spectral CT で得られる CT 値以外のさまざまな情報が臨床的に有用であると締めくくられました。

    片平和博先生

    片平 和博 先生

    片平和博先生 講演資料

    (CTクリニカルアプリケーション 大谷 菜月)

    ランチョンセミナー 33
    フィリップス CT/MRI:治療のための診断精度を向上させる定量技術

    座長:浅山 良樹 先生(大分大学医学部放射線医学講座)

    本セミナーでは「フィリップス CT/MRI:治療のための診断精度を向上させる定量技術」と題し、大分大学医学部放射線医学講座 浅山 良樹 先生の座長のもと、日本大学医学部 岡田 真広 先生からは「肺動脈塞栓症と肝硬変の CT ~IQon Elite Spectral CT を用いた定量解析~」を、順天堂大学 放射線科 萩原 彰文 先生からは「Multiparametric MRI による脳神経疾患の評価 ~Smart Quant Neuro がもたらす可能性~」をご講演いただきました。

    浅山良樹先生

    座長:浅山 良樹 先生

    肺動脈塞栓症と肝硬変の CT ~IQon Elite Spectral CT を用いた定量解析~

    演者: 岡田 真広 先生 (日本大学医学部)

    肺動脈塞栓症(PE)の基礎的な臨床知識から IQon Spectral CT から得られるヨード分布画像(Iodine Map)の利点、さらには定量的な評価方法についてご紹介いただきました。PE の画像診断において、CT 血管造影(CTPA)は主肺動脈ならびに肺葉および区域の血管に対する感度は非常に高いが、一方で亜区域の血管塞栓の評価の感度は低いことが知られています。Iodine Map を用いることで肺灌流を評価することができ、血流低下領域から血管塞栓部位を推測できます。抗凝固療法前後の比較においては、Iodine Map を観察するだけでは治療効果の判断が難しい場合があり、フィリップスのワークステーション ISP から算出できる肺全体のヨード量を用いた検討を報告されました。造影 30秒後と 60秒後の肺全体のヨード量の比率において、治療前後に有意差を認めました。これは、血栓消失群と非消失群の比較においても有意差を認めるという結果でした。肺全体のヨード量を求めることで、治療効果を定量的に評価できる可能性が示唆されました。肝硬変において、線維化の進行度を IQon Spectral CT から得られる肝臓の ECV 値や脾臓体積を用いて検討された内容をご紹介いただきました。F4 識別においては脾臓体積の値に有意差を認め、脾臓体積測定の有用性は高いことが示されました。

    岡田真広先生

    岡田 真広 先生  

    岡田真広先生 講演資料

    (CTクリニカルアプリケーション 大谷 菜月)

    第98回日本心臓血管放射線研究会 ランチョンセミナー

    Spectral CT における心臓撮影の update

    座長:北川 覚也 先生(三重大学 先進画像診断学講座)
    演者:井谷 健太(フィリップス CTモダリティセールススペシャリスト)

    2024年 2月 10日に行われた第98回日本心臓血管放射線研究会ランチョンセミナーにて、フィリップスは最先端心臓 CT 技術を紹介しました。循環器領域に焦点を当てた Spectral CT の有用性として高速撮影を軸に心臓撮影技術、ワイドヘリカル撮影、2 層検出器における臨床的付加価値を解説しました。

    dr. kitagawa

    北川 覚也 先生

    dr. kitagawa

    井谷 健太

    Precise Cardiac の技術解説

     
    Precise Cardiac は AI を使用した心臓専用画像再構成です。異なる心位相、管球位置におけるプロジェクションデータを基に冠動脈の動きをベクトル解析し Motion の抽出と推定を行い、Motion のあるデータを静止しているデータへ補正することで冠動脈のブレを抑制した高品質な画像を描出する技術です。
    臨床例では平均心拍 94bpm の症例に、Precise Cardiac で再構成を行った画像を紹介して反響をいただきました。

    Precise Cardiac: AI 心臓画像再構成

    Spectral Imaging による心サルコイドーシスの画像解説


    心サルコイドーシスは、さまざまな遅延造影のパターンを呈し、細かな病変であっても致死性の高い心室性不整脈、心不全を来たすことから、早期病変の検出は重要です。
    心筋の遅延造影では従来画像と比較し、ヨード密度画像で心室中隔壁に心基部からの LIE が境界明瞭に観察することができ、MRI の LGE とも同様の所見を認めています。
    LIE と LGE の相関については論文が発表されていることも併せて紹介しました。

    Spectral imaging: Clinical case

    (CT モダリティセールススペシャリスト 松島 諒人)

    関連情報

    Computed Tomography

     
    フィリップスの CT ソリューションは、患者のケアの改善に役立つ新しいソリューションポートフォリオで、お客様の課題解決をサポートします。

    Spectral-detector CT


    ディテクタベースのスペクトラル CT を使用すると、特別なスキャンモードを使用せず 1回の照射で標準データとスペクトラルデータを同時に取得でき、組織の特性評価と視覚化が向上します。

    Ambient Experience ソリューション


    Ambient Experience により患者はさまざまなテーマを選び、環境をカスタマイズして、検査室内においてリラックスできる落ち着いた雰囲気を作り出すことが可能になりました。

    販売名:全身用X線CT装置  CT 5300
    医療機器認証番号:306AFBZX00013000
    設置管理医療機器/特定保守管理医療機器
    管理医療機器

    販売名:スペクトラル CT 7500
    医療機器認証番号:303AFBZX00042000
    設置管理医療機器/特定保守管理医療機器
    管理医療機器

    お問い合わせ内容に応じて選択ください。

    1
    ご希望の項目をご選択ください
    2
    ご連絡先

    You are about to visit a Philips global content page

    Continue

    You are about to visit a Philips global content page

    Continue

    当社サイトを最適な状態で表示するには、最新バージョンの Microsoft Edge、Google Chrome、または Firefox をご利用ください。