HeartModelの進化版であるDynamic HeartModelはLVおよびLAのボリュームの他に、臨床用途の拡大と診断確度の向上を実現する、さらに重要な情報を提供しています。 Dynamic HeartModelA.I.は、3Dスペックル技術を使用して、心周期における各フレームでトラッキングを行います。LAやLVの境界の動きや、LVとLAのIndex、LV Massの追加により、左心機能、LV壁運動、および心周期におけるLVとLAのボリューム変化の連動性を総合的に把握でき、診断確度が向上します。複数心拍から心拍が選択、また平均ができることは、心房細動などの不整脈患者における心機能評価の信頼性を1回の拍動から得られる評価より向上させます。
HeartModelA.I.は、確実で再現性のある駆出率(EF)をわずか数秒で提供できる3Dツールです。この直感的なアプリケーションは、毎日の検査のワークフローにフィットする信頼度の高い心臓定量化を提供するように設計されています。HeartModelA.I.では、一つのボリュームループから左室(LV)および左心房(LA)のボリュームを同時に計算することで、簡単かつ迅速に内腔の3Dの定量化が可能です。 HeartModelA.I.は、LVの定量化に加えて、LAボリュームも同時に定量できるツールです。LAボリュームの特性評価が簡単に行え、時間やステップを増やすことなく追加の臨床情報を得ることができます。LAボリュームは、心臓血管の予後インジケータであることが示されています。
本研究では、2DとLive 3D HeartModel間の定量化を比較しました。
Three-dimensional echocardiographic quantification of the left-heart chambers using an automated adaptive analytics algorithm: multicentre validation study(自動適応解析アルゴリズムを使用した3次元心エコーによる左心室の定量化:多施設研究)
Medvedofskyらによる多施設研究では、HeartModelA.I.を用いた3Dエコーが正確で再現性のあることが示されています。
Transthoracic 3D Echocardiographic Left Heart Chamber Quantification Using an Automated Adaptive Analytics Algorithm.(自動適応解析アルゴリズムを使用した経胸壁3Dエコーによる左心室の定量解析)
Tsangらによる最近の研究では、左心の定量化におけるHMのメリットが確認されています。
Three-Dimensional Echocardiographic Assessment of Left Heart Chamber Size and Function with Fully Automated Quantification Software in Patients with Atrial Fibrillation(完全自動定量化ソフトウェアを使用した、心房細動患者の左心室のサイズおよび機能に関する3次元心エコー評価) Takeuchiらによる最近の研究では、HeartModelA.I.を使用することでマニュアルによる3Dエコーの限界を克服できることが示されています。
「私たちが暮らしているデジタル時代では、確度、精度が重要です。また、臨床医学はかつてないほど困難でやりがいのあるものになっています。...そのため、データをいかに情報に変換するかが非常に重要になっています。そして、それこそがHeartModelが行ってくれることなのです」 Dr. Ivan Salgo
このウェビナーでは、Dr. Tsangが、心血管イベントの予測因子として左心房測定値を取得することの重要性について説明しています。LAおよびLV測定値の取得にHeartModelA.I.を活用する利点について詳しくプレゼンテーションを行っている本ウェビナーをご覧ください。 Dr Wendy Tsang Cardiologist, Assistant Professor Toronto General Hospital, University of Toronto
超音波診断装置 EPIQ CVx / EPIQ Elite / EPIQ 7 HeartModelA.I.は、
フィリップスの EPIQ Elite 超音波診断装置は、臨床現場が直面する数々の課題に応えるために、高い臨床性能、操作性、高度な自動化技術を搭載しています。さらに、診断精度を新しいレベルに高めるため、さまざまな領域に応じたツールを備えている超音波ソリューションです。
EPIQ CVxは、飛躍的に進歩した機能をもつ循環器用超音波診断ソリューションです。処理能力の向上、優れた鮮明さと高い分解能による卓越したイメージング、検査効率の改善、アナトミカル・インテリジェンス(AIUS)による堅牢で再現性の高い新たな定量化手法により、より良い検査を行うためにサポートします。
EPIQ CVxiはインターベンションエコーガイダンスの新しい方向性を示す製品です。要求の高い今日の医療課題を克服するため、多様な患者およびインターベンション手技に対応する高いレベルの臨床性能を備えています。装置上から直接、新しいEchoNavigator R3を操作することができ、ライブフュージョンイメージングの新しい合理化されたワークフローを実現します。
Anatomical Intelligenceは患者の超音波データを見て、3D解剖学的モデルを使用するシステムインテリジェンスを適用し、簡単で再現性の高い検査結果を生み出します。高度な臓器モデル化、画像スライス、実績のある定量化機能によって超音波検査を再現性を高めることによってサポートし、同時に今日のヘルスケア環境の経済的および臨床的課題に対応する新しいレベルの臨床情報を提供します。
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