4月11日~13日 パシフィコ横浜
4月11日(金) から13日(日) にパシフィコ横浜で開催されました『2025国際医用画像総合展』の出展レポートをお送りします。 フィリップスブースでは、”Better care for more people”(より良いケアをより多くの人へ)をテーマに掲げ、放射線領域において、データのスムーズな収集・管理と進化したAIの導入により、ワークフローの向上や患者を中心としたケアをめざすソリューションをご紹介しました。
新製品「BlueSeal」を発表しました。「BlueSeal」は、7リットルのヘリウムで超電導状態を維持する「BlueSealマグネット」を搭載した70cmワイドボアの1.5T MRIシステムです。従来必要とされたヘリウムの補充を不要とし、自然災害や緊急事態時の迅速な復旧を可能にすることで、持続可能なMRI運用を実現します。さらに、新採用の「PowerSave+」機構により、電力消費とCO₂排出を抑制し、医療機関の持続可能な運営と地球環境の保全に貢献します。また、AI技術を活用した「SmartSpeed」および「SmartReading」を搭載可能です。
「SmartSpeed」は画質向上と撮像時間短縮を実現し、「SmartReading」はクラウドベースのAI読影支援ソフトウェア1へゼロクリックでアクセスできる機能を備え、診療の効率化を支援することに高く注目されていました。 AIイメージング技術「SmartSpeed Precise」も発表しました。「SmartSpeed
Precise」は、新しいAI再構成エンジン「Dual AI engine」を搭載し、ノイズ低減やブラーリング抑制を実現。Adaptive-CS-NETにより最大3倍の撮像時間短縮を達成し2、Precise Image Netによって最大80%の高精細化を可能にする技術2で、高い評価を得られました。
CT 5300の展示を行いました。CT 5300は新型検出器「NanoPanel Precise detector」とAI画像再構成「Precise Image」を搭載することで、今まで以上に高画質と低被ばく撮影を実現するプレミアムCTです。
会場では「NanoPanel Precise detector」の実物を展示し、多くのお客様の注目を集めていました。また、CT 5300の臨床画像についてはworksationで実際の画像をご覧いただきました。
また、CT 5300の臨床画像についてはworksationで実際の画像をご覧いただきました。また、CT 5300には「CT Collaboration Live」という遠隔環境での医療従事者間のコミュニケーションを可能にする新しいツールを搭載しました。会場では、「CT Collaboration Live」のデモンストレーションを行い、お客様ご自身で遠隔地からCTコンソールを操作したり、コンソール画面を遠隔地と共有するなどの体験をしていただきました。このようなツールは放射線科全体の働き方改革にもつながると非常に好評をいただきました。
新製品であるフィリップスの画像解析ワークステーションAdvanced Visualization Workspace15を展示しました。画像診断装置に加え、ワークステーションへのAI技術を活用した画像解析を提案をさせていただきました。自動化による画像解析時間の短縮、効率的なワークフローを目指し、働き方改革の一助となれるワークステーションとして高くご評価いただきました。 MR Cardiac Suite:従来装置から刷新されたユーザーインターフェイスとViewerを搭載しました。MR Cardiac解析のデモンストレーションでは、AIのアルゴリズムによる心筋の内膜と外膜の自動トレースに多くの反響をいただき、解析者間のばらつきの低減へ期待の声をいただきました。また、遅延造影やマッピング/ECV解析へトレースが引き継げる点や、少ないクリック数で解析が終えられる点もご評価いただきました。
血管撮影装置「Azurion 7 B20/15 LN」のシミュレーターを展示しました。このモデルは第3世代となり、従来と比較して側面アームの移動と回転速度が向上し、撮影時間の短縮が期待できるバイプレーンモデルです。 来場者の皆様には、正面アームの可動範囲が広がったことや、側面アームの操作がよりスムーズになったことを、実際に操作しながら体感していただきました。これにより、機動性の高さやポジショニングのしやすさを実感していただけたかと思います。また、最新機能のSmartCT 3.0については、動画を通じて紹介し、画像処理技術の進化についても分かりやすくお伝えしました。多くの方にAzurionの最新技術を体験していただき、大変好評をいただきました。
モバイルCアームは新製品のZenition90 Motorizedを展示し、とくに新機能のAVO(自動血管アウトライン)は従来スタッフが手書きで行っていたアウトライン描画作業を瞬時に自動的に行えるとして高い注目をいただきました。その他にも同カテゴリで最速のアームスピードとBodyGuardセンサーの動きを実機にて体感いただき、迅速性と安全性を兼ね備えた装置であることをご評価いただきました。 またPCI、CAGなどの臨床画像をご覧いただき、その画質のクオリティからモバイル型でありながらアンギオ用途としての使用についても期待の声をいただいております。
超音波診断装置では、この春登場した「EPIQ Elite Elevate」をご紹介しました。「EPIQ Elite Elevate」は自動化による検査効率の向上、画質の向上、直観的なワークフローを目指した装置で、腹部、血管、表在など多領域でお使いいただくことができる”ユニバーサルプラットフォーム”をコンセプトにしています。本年の超音波診断装置ブースでは、ライブスキャンを通じてEPIQ Elite Elevateの機能をご紹介しました。 Auto ElastQ:肝臓シアウェーブエラストグラフィ計測の操作を自動化する技術が搭載され、ご体験いただきました。Auto ElastQでは数値が安定している計測箇所が提示されるため、検査時間を短縮するだけでなく、バラツキの低減に寄与することへの期待の声が寄せられました。 Next Gen Auto Scan 自動画像処理技術:本機能はピクセルごとに適切な画像処理を行い、少ない操作で優れた画質を得ることができる”プランカビリティ”の実現に貢献しています。ブースでは実際にモデルスキャンを行い、画質の向上をご紹介しました。
1.MR装置と連携できる読影支援ソフトウェアは3rd Party品でフィリップスが提供する機能ではありません。 2.SENSEを使用したフィリップスMRIでの撮像と比較した場合。
You are about to visit a Philips global content page
Continue