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5 15, 2018

武道の平常心からデンタルケアまで!東京都交響楽団の最強セルフケア

この記事の所要時間: 5-6 分

つねに最高の演奏を求められる音楽家は日々どうコンディションを整えているのでしょうか? 「東京・春・音楽祭」で喝采を浴びた東京都交響楽団の方々にお聞きしました。

武道のような構えで平常心を保つ - フルート奏者・柳原佑介さん

柳原佑介さんは9歳からフルートを始め、高校では多数のコンクールに入賞し、2004年から東京都交響楽団(以下 都響)でフルート首席奏者を務めています。演奏家として心がけていることは?

「ステージの上でも平常心を保つこと。そのために大切なのは“呼吸”ですね。フルートの音が硬いと感じる時は、たいてい肩に力が入って呼吸が浅くなっています。

そんなときは、ひとまず深呼吸。下腹に力を込め、その上にゆったりと上体をのせるイメージをする。肩の力を抜いて、手はふわっと包むようにフルートを構えます。すると深い呼吸になって、柔らかくのびのある音が出る。呼吸の深さと音の奥行きは比例していますね」

柳原さんのおっしゃる構えは、まるで武道の身の構えにも似ていますね。

「そうかもしれません。演奏も体を使うパフォーマンス。いかに自分の体を使いこなせるかがいい音を出すうえで大切だと考えています」

下腹に力をためて上体の力を抜く身の構えは、武道やスポーツなどで高いパフォーマンスを発揮するために取り入れられています。集中力アップにもつながるので、日常生活のここぞ!というシーンにも応用できそうですね。

柳原さんらが活躍する都響は日本を代表するオーケストラの一つで、1965年、東京オリンピックを記念して設立されました。2020年東京オリンピックでは都響も出演される機会があるのでしょうか?

「できたらいいですね。『東京・春・音楽祭』は、子どもから大人まで気軽にクラシックに親しんでもらう祭典ですが、東京オリンピックでもそんな場ができれば、演奏家としてはうれしいかぎりです」

フルート奏者・柳原佑介さん

管楽器奏者は歯が命です - サトーミチヨさん(クラリネット奏者)

3歳からエレクトーンを始め、子ども時代に指導者資格を取得するほどの才能を発揮したサトーミチヨさん。その後、クラリネットに夢中になり、現在は都響のクラリネット首席奏者として活躍中です。
プロの演奏家として、サトーさんが最も心がけているセルフケアは、デンタルケアだといいます。

「管楽器奏者にとって歯は命なんです。毎日のケアでは外出先ではすばやく磨ける電動歯ブラシ、自宅では毛の形状にこだわった歯ブラシなど、その日の気分によって使い分けています」

管弦楽奏者にとって歯は命、とはどういうことでしょうか?

「楽器のマウスピース部を支えるのは歯と唇。その意味では口も楽器の一部なんです。楽器をしっかり支えるには健康な歯と歯ぐきが欠かせないのです」

演奏する際に、楽器にあてる唇の形を「アンブシュア」といい、美しい音色を奏でる要所なのだそう。そのために口腔内の健康を保つことが、演奏家として長く活躍をする条件の一つになっているのです。

ソロで舞台に立つこともあるサトーさん。大勢の奏者が参加するオーケストラで心がけているのは?

「以心伝心ですね。ステージの上では楽団員同士で『次、見せ場だよ』『待って!テンポを合わせて!』ってテレパシーで会話しています。いいハーモニーを奏でるには、楽団員の思いが一つになることが大切。私たち、顔を見ずとも、お互いの考えていることがわかるんです」

テレパシー! パートに集中しながらも、見えないネットワークでつながっているんですね。

「長く演奏をともにしてきたからこそわかる感覚です。最初の頃は、自分の演奏に無我夢中でしたが、だんだんまわりが見えてきて、ハーモニーが重なる瞬間の喜びを感じるようになりました。これこそオーケストラの醍醐味ですね」

サトーミチヨさん(クラリネット奏者)

切替え上手は疲れ知らず - 広田智之さん(オーボエ奏者)

国立音大在学中に日本フィルに入団し、ソリストとしても活躍する広田智之さん。大学での教鞭をとるなど多忙な毎日を送っています。疲れやストレスはどのように解消しているのでしょうか?

「ひたすら『釣り』ですね。それも磯釣りという、荒波の洗う岩場で丸1日ひたすら釣果を狙う超ハードな釣りです。音楽のことは一切考えない。気持ちはすっかり漁師です。仕事の後に徹夜で行くこともあるし、海で1日過ごしたら全身ぐったり! 釣れなかった日は自己嫌悪に陥るぐらい凹みます」

お忙しいのに、休日もかなりアグレッシブですね。

「仕事で強いストレスや疲れがたまったときは、同じぐらいの強度のストレスや身体的疲れをともなう活動をすること。そうすると、スカッと解消できるというのが僕の信条です」

そんな活動的な毎日を送る広田さんが、唯一静かにリラックスする場所は車の中だといいます。

「舞台を降りて家に帰るまで、車の中で一人きりになる時間が好きですね。舞台の興奮を鎮めながら、その日の演奏を反省したり、反芻したりする。すると、次のエネルギーがふつふつと湧いてきます」

生活の中で「動」と「静」を上手に切り替えることで、気分転換を図っているのですね。

皆さん、心と体の声に耳をすましながら、自分なりのセルフコントロール法を見つけているようです。固定観念にとらわれず、自分が「気持ちいい!」「楽しい!」と感じることを実践し、習慣化してみる。それが最高のパフォーマンスを生み出す秘訣なのかもしれません。(取材/文・麻生泰子)

広田智之さん(オーボエ奏者)

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