1970年代後半から約10年にわたり、日本を代表するマラソンランナーとして活躍し、現役引退後は世界に通用するランナーを数多く育て上げた指導者として、常に日本のマラソン界を牽引してきたレジェンド・瀬古利彦さん。 「アスリートにとって、歯の健康はとても大事」という瀬古さんに、アスリートとオーラルケアの関係性や、長年お使いの電動歯ブラシの感想などについて、お話を伺いました。
―現役時代、国内外の数々の大会で活躍した瀬古さんですが、引退後はどのような活動をされてきたのでしょうか? 1980年代の後半に現役を引退してからは、所属チームの監督や母校である早稲田大学競走部のコーチ、日本陸連の役員などを務めてきましたが、2016年より日本陸連マラソンリーダーとして「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の設立に携わり、現在は、DeNAでアスレティックスエリートアドバイザーという役職を務めながら、日本マラソン界の強化活動を行っています。 ―マラソンランナーにとって、歯の健康は大事ですか? マラソンランナーに限らず、すべてのアスリートにとって歯の健康はとても大事です。歯や歯ぐきが痛いと競技に集中できませんし、いざという時に奥歯を食いしばることもできませんからね。大げさでなく、歯が健康じゃないとベストなパフォーマンスは出せませんし、良い成績は生まれません。 ―瀬古さんご自身の現役時代は、歯やお口の健康を気にされていましたか? 実は私は子どもの頃から虫歯が多く、歯医者さんが大嫌いだったんですよ(笑)歯医者さん=痛いというイメージで、できるだけ行きたくなかった場所です。私たちが子どもの頃は今と違っておおらかな時代でしたから、毎日朝昼晩しっかり歯磨きなんてしていませんでしたし、ましてや定期的な歯の検査なんてしたこともなかったです。それじゃ虫歯になって当然ですよね(笑) でも学生時代に選手として海外遠征などの機会が多くなると、出国前に半ば強制的に歯の検診に行かされていました。監督から「海外で歯が痛くなったら大変だぞ!」と言われ、渋々行っていましたよ。でもそのおかげで、遠征先で歯のトラブルに困ることはなかったですね。 ―若い選手たちに指導する立場になって、考えは変わりましたか? 海外合宿に行くと、不思議と歯が痛くなるんですよ。気圧の変化や食べ物も関係しているのかもしれませんが、環境が変わると歯や歯ぐきの調子が悪くなりますね。だから日々の手入れはもちろん、海外に行く選手たちには事前に検診を受けるよう厳しく言っています。 アスリートにとって、自分の体調を整えるのは当然の義務です。いくら厳しい練習を積んでいても、本番前に体調を崩したら元も子もありませんからね。良いパフォーマンスをするための必須条件は、体調管理につきると思います。結果を出すためには真面目に練習しないといけないですし、練習するためには食事や睡眠を正しく取ることが必須です。そして、正しい食生活を送るためにも歯の健康は大事なんです。
―電動歯ブラシをお使いになったきっかけは何ですか? 妻にすすめられたのがきっかけです。妻も歯医者さんに言われて使うようになっていたのですが、磨いた感じがとても良かったみたいで、私にもすすめてきました。インプラントを入れた時に、歯医者さんからも電動歯ブラシは良いですよと言われて、「それなら」と使うようになりました。その時歯医者さんにすすめられたのが偶然にもフィリップスの電動歯ブラシで、それから夫婦揃ってフィリップスの電動歯ブラシ(ダイヤモンドクリーン9000)を使っていますよ。 ―実際に使ってみていかがでしたか? 毎日ではなく週に3回ほど、手磨きと交互に使っていますが、しっかり磨かれているように感じます。ただ、磨くときに振動があるので、最初は少しビックリしましたね。お酒を飲んだ後などに磨くと、酔いが醒めるような気がしますよ(笑) そもそも正しい磨き方をしているかどうかも分からずに使っていますので、この機会に教えてください。
―少し力が入りすぎているかもしれませんね。手磨きの半分くらいのブラシ圧で磨けますので、歯の表面に強く押し当てるのではなく、やさしく撫でるように動かしてもらうだけで十分に磨けます。 そうなんですね!なるほど、軽く当てるだけでいいのか。実は奥歯の裏側も磨きにくいんですよ。 ―奥歯の裏側は、歯ブラシの毛先の先端部分をあてて磨けばOKです。効果的な磨き方などは、ソニッケアーのWEBサイトにも掲載されていますので、ぜひ磨く際の参考にしてください。
―電動歯ブラシを使うようになってから、口内環境はいかがですか? お話ししたように、昔は虫歯だらけで大変だったんですが、インプラントを入れて電動歯ブラシを使うようになってからは絶好調です!歯科医院にも定期的に通ってクリーニングもしてもらっていますし、歯医者さんはもう怖い場所じゃないですね(笑) ―ブラシヘッドは使い分けられていますか? 定期検診で通っている歯医者さんに行ったときに、歯の状態を見て選んでもらったものを購入していますので、自分でどれかを選んだことはないですね。たくさん並んでいますけど、どんな違いがあるんですか?
―歯垢を除去するものや、ステインを除去するもの、歯ぐきをケアするものなど、お口のお悩みや用途に合わせてさまざまな種類のブラシヘッドが用意されています。また、口臭対策の舌磨きブラシもありますので、ご自身のお口の状態によって使い分けていただければと思います。
また歯科医院では、診察時にお口の状態を見て、最適な替ブラシを提案してくれますので、それも参考に選んでいただければと思います。
いろんな種類があるんですね〜「舌磨きブラシ」は知らなかったな。口臭も予防できるんですね!今までは普通の手磨き用歯ブラシで舌を磨いていたけど、今度からこれを使ってみますよ。 ―電動歯ブラシで歯磨きはされていますが、歯と歯の間のお掃除はどうされていますか? いつもは歯間ブラシを使っています。あとは、歯医者さんに行ったときに掃除してもらう感じですね。 ―口腔洗浄器「ソニッケアーパワーフロッサー」はご存じですか? 洗浄器というと、水がプシュッと出てくるやつですね。歯医者さんでやってもらったことがあります。歯間ブラシよりキレイになるんですか? ―「ソニッケアーパワーフロッサー」は、先端からX型の水流が出てきて、広範囲の歯間にしっかり届きますので、一般的なデンタルフロスに比べ、最大3倍(※)もの歯垢を除去してくれます。歯間は歯ブラシの毛先があたりづらく、歯の表面に比べて磨き残しが多い部分です。歯垢が多く残ってしまうと、歯周病や虫歯、口臭の原因にもなりますので、歯間の歯垢をしっかり除去して、清潔に保つことが大切です。
(※強さ8でカドストリームノズルを使用し手磨きと併用時/フロスと手磨きを併用した場合と比べ<個人差があります>)
こんなコンパクトなサイズのものもあるんですね。これは持ち運びもできるんですか?
―「ソニッケアーパワーフロッサーシリーズ」には、据え置き型とコードレス型があります。コードレス型は充電式ですので外出先でも使えます。もちろん家の中でも持ち運びができますし、防水なので洗面所だけじゃなく、お風呂でも使えますよ。(※)
(※お風呂でも使用可能。防水機能を保つため、充電時以外は本体の電源コネクタ受部のカバーを閉じてください)
水が飛び散るのが不安だったので、お風呂で使えるのは良いですね。一度試してみますよ。
しかしフィリップスさんは、電気シェーバーや電動歯ブラシだけじゃなく、いろいろなものを作っているんですね。 ―理容や美容製品だけではなく、MRIやAEDなど、健康や医療の分野の製品も数多く作っています。 AEDといえば、マラソンや駅伝などの長距離レースには必ず用意されています。我々マラソンランナーも、これまでAEDに何人も命を救われていますよ。 ―最後に瀬古さんから、市民ランナーに対してのアドバイスなどあれば教えてください。 走るということは、年齢に関係なくいつでもどこでもできることなので、気軽に始められる運動です。でもどうせやるなら、なるべく長く続くように走ってもらいたいですね。あくまでも無理はせず、自分の生活やその日の体調に合わせて走ればいいと思います。走りたいと思えば走ればいいし、「今日はちょっとしんどいな」と思ったらやめればいい。「毎日走らないと」とか「これだけの距離を走らないと」とか考え始めると、それがプレッシャーになって長続きしませんので、とにかく無理はせずに、楽しく走るのが一番です。
歯のメンテナンスを定期的に行ってから、めちゃくちゃ調子が良くなった
プロフィール 瀬古 利彦(せこ としひこ):(公財)日本陸上競技連盟 マラソンリーダー、DeNAアスレティックスエリートアドバイザー。 名実ともに日本のマラソンブームを牽引してきた第一⼈者。福岡国際3連覇やボストン、ロンドン、シカゴを制するなど、国内外のマラソン大会で活躍。モスクワ、ロサンゼルス、ソウルと3度、オリンピックの日本代表に選出された。引退後は指導者の道に進み、オリンピック選手を3名輩出するなど後進を育成。現在はメディア出演や講演など活動の場を広げ、スポーツの魅⼒を発信している。
お口全体の健康を考えてきたフィリップスから、皆さまに日頃のオーラルケアの参考になる情報をお届けします。自信あふれる毎日が送れるよう、一人ひとりのお口の健康意識を高めることを目指しています。
ソニッケアーは、フィリップスの100年以上にわたるヘルスケアの専門知識を活かしながら、お客様のお口が健康で、自信あふれる毎日が送れるよう努めています。