SmartSleepディープスリープヘッドバンド(以下、スマートスリープまたはSmartSleep)は、日本の発表に先駆けて海外の展示会でも発表され、既にアメリカなどで販売が始まっていて海外でのクチコミなどを見ていて、製品の存在は知っていました。いよいよ日本でも発売されると知り、個人的にもとても楽しみにしていた製品です。 私は朝にヨガの練習をしてから出社するため、起床時間は午前5時台。 夜は20時ごろまで残業することもあり、なるべく早く寝たいと思いながら、就寝時間は23時を過ぎてしまい、深夜0時を超えることも珍しくありません。朝5時、まだ夜明け前で外は真っ暗な中、5分ごとに鳴るアラームのスヌーズ機能を何度も押しながら、やっとの思いで起床する日々。平日は5~6時間の睡眠時間で、慢性的な睡眠不足状態です。すっきりと目覚められ、日中のパフォーマンス低下も解消できるのであればお金を払ってでも解決したいと切実な思いがありました。 SmartSleepを使用するには以下の条件を満たしている必要があります。
*SmartSleepディープスリープヘッドバンドは50歳以下の方にお勧めします。徐波の振幅は、年齢とともに自然に減少します。SmartSleepディープスリープヘッドバンドはこのような徐波が減少する場合には効果が期待できない場合があります。 幸いにも私が該当するところがなかったので、発売を待って自費で購入しました。 使い始めた最初の数日間のレビューです。
使い始めたのは日曜日の夜でした。 自分のスマートフォンにSleepMapperというアプリを事前にインストールし、必要事項を入力して登録を完了させておきます。ペアリングが完了してから、いよいよ初めてヘッドバンドを装着。耳の裏にセンサーを取り付けるのですが、その位置も最初はよくわからず、鏡を見ながら行いました。 かぶった感触もとっても柔らかい。私にはきつくなく大きすぎもなく、ちょうどいいサイズです。今まで頭になにもつけず寝ていたので、全く変わらずいつも通りというわけではありませんでしたが、不快に感じることはありませんでした。 どんな効果が出るのか、センサーがちゃんと作動しているのか、寝返りでセンサーが外れてしまわないか、いろいろ気になりながら少しドキドキして眠りにつきました。 朝の目覚めは、とてもよく、1回目のアラームでさわやかに目覚めることができ「これが噂に聞くSmartSleepのさわやかな目覚めだ!」と起きた瞬間に思いました。 5時間程度の睡眠時間だったにもかかわらず、月曜日の一日をさわやかに過ごすことができました。
就寝後は、途中で目覚めてしまうこともなく、朝まで眠ることができました。
初日に自分なりに変化を感じたので、「これはいける!」という自信が少しあったと思います。 普段どおりの一日を過ごし、飲酒もすることなく、12時頃に就寝しました。いつもなら早く寝なきゃと焦るのですが、5時間程度の睡眠時間でもSmartSleepがあれば大丈夫!と翌朝を楽しみにしていました。 ところが翌朝、アラームが鳴って起きる時間になっても、前日とは全然違う。まだ眠い。全然起きられない。 「こんなはずじゃない。。。」と思いながら、とにかくスマートフォンのアプリで昨晩からの睡眠のデータを早く見たかったので無理して起きました。ヘッドバンドもセンサーも外れておらず、しっかりとデータは取れていたはず。起きたばかりでまだ半分眠った状態でアプリを確認してみるとなんと睡眠スコアが13点。 睡眠スコアは睡眠時間などのベースとなるスコアから、深睡眠に入り睡眠ブーストが発生すると点数が加点される仕組みなのですが、この日の睡眠では深睡眠がなく睡眠ブーストが発生しませんでした。 私はどこでも眠れるし、夜中も目が覚めることはほとんどないので、こんなに眠りが浅いとは夢にも思わず正直とてもショックでした。原因が思い当たりません。なぜだろう。
得意だと思っていた「睡眠」がまさかの13点。 仕事をしていても「13点、13点・・・」と頭の中でグルグル。睡眠不足も重なって仕事が手が手につきませんでした。全然眠れていないと体にみなぎる活力が違う気がします。このショックを胸の奥に抱えながら、徐々に「よく眠ること」に自分の関心が向いていきました。SmartSleepの睡眠ブーストは深睡眠に入らないと作動しないので、しっかり眠ることが必要でこれはSmartSleepに頼らずに自らの力で行わなければなりません。もしかしたら加齢や気づいていない病気などが影響しているのかもしれませんが、まずは眠る環境を整えようと思いました。 よい睡眠のための習慣 5時間程度の睡眠時間でしたが、この日の睡眠スコアは68点。睡眠ブーストで+29点を獲得することができました。やはり起きた時のさわやかさが違うと感じました。
お酒を飲んで寝ると深い眠りに入らないだろうと思い、自主的に着用を辞退しました。 いえ、正直に言うと、ちょっと面倒だったりして、そのまま寝てしまいました。 今、思うと、こういうときにもしっかりとデータをとって、いろんなパターンでの睡眠状態を把握するのも大切だと反省。
普通に一日を過ごして、眠る時間は0時50分ごろ。データ上の睡眠時間は5時間程度。 でも早朝に目が覚めた時に、データが気になってヘッドバンドを外してデータをチェックしてまた寝てしまいました。スコアは62点。
ベッドに入ってから眠るまでの時間も計測されるため、眠るぎりぎりのラインを狙ってヘッドバンドを装着しようとしていたら気が付いたらそのまま寝ていました。。。 スマートスリープを使い始めて睡眠に対する意識が高くなるのは良い変化。 でも、よいスコアを出すことに執着するのはやめようと思いました。
深睡眠に入ることができればSmartSleepが作動し、翌朝は爽快に目覚められました。 そして、ライフスタイルや条件が整っていても、睡眠の内容によってはSmartSleepの睡眠ブーストが作動しない場合もあるので、まずは自分の睡眠をしっかりとる意識をすることが大切だと感じました。 SmartSleepがあるから睡眠時間が短くても大丈夫という過信を持たないことが必要だと思います。 眠ることができる日にはしっかりと睡眠を取ること。SmartSleepはあくまでも補助的なものと考えること。毎日は難しいかもしれませんが、よい睡眠をとることを日々意識することで、飲酒の量や、寝る前のカフェインやスマートフォンの使用を控えたり、運動をしたり、寝室の環境を整えるなど睡眠の環境が変わってくるかもしれません。そうすることで、自分自身の健康にもつながりそうです。 SmartSleepの効果を実感するには2週間かかるといわれています。これからも試行錯誤しながらよい眠りを追求していこうと思います。 小さいお子さんがいて睡眠時間がなかなか取れないと言っていた友人にも教えてあげたいと思います。 ※ご紹介した使用感は個人的な感想です。感じ方はそれぞれ異なりますのでご了承ください。
フィリップスが考える、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアの「一連のヘルスケアプロセス(Health Continuum)」において、皆様の日常生活に参考になる身近な情報をお届けします。一人ひとりの健康の意識を高め、より豊かなヘルスケアプロセスの実現を目指します。