株式会社フィリップス・ジャパン(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 堤 浩幸、以下「フィリップス」)と株式会社iCARE(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田 洋太、以下「iCARE」)、東京海上日動コンサルティング株式会社(本社:東京都千代田、代表取締役社長:嶋倉 泰造、以下「東京海上日動リスクコンサルティング」)の3社は、SAS(睡眠時無呼吸症候群)分野における法人向けSAS企業検診サービスを強化し、企業におけるSAS起因による自動車事故や企業の健康経営を促進するサービスを提供してまいります。
SASとは、睡眠中に呼吸が停止、または浅く・弱くなる病気です。代表的な症状としては「いびき」、「日中の強い眠気」があげられ、日本のSAS患者数は300万人から500万人にものぼると言われています。また、SAS患者は交通事故を起こす確率が一般ドライバーの2.5倍 [1]といわれており、企業にとって従業員によるSAS起因の自動車事故への対応が求められています。
iCAREとフィリップス社が2019年2月より共同で提供している『Sleep コーチングプログラム』では、SASの病院受診率を33% [2]から60%に改善した実績があります。そこで今回新たに東京海上日動リスクコンサルティングと連携しサービスを強化することで、幅広い潜在層へのアプローチを行い、SAS起因による事業損出の削減を支援してまいります。3社それぞれの知見から、ハイリスクでありながら症状に気付いていない潜在層へのリスク判定や、気付いているものの受診を行っていない顕在層への動機づけサポートなどを行う、治療実現性の高いサービスを提供いたします。
東京海上日動グループの顧客に対して、疲労・眠気度合いを診断するアンケートを行い、SASのリスク判定を行います。アンケートの集計により判定された【ミドルリスク層】、【ハイリスク層】に対して、『Sleepコーチングプログラム』を実施し、睡眠改善に取り組みます。従業員のリスクに応じてSAS検査や教育・フォローを行うことができるため、検査費用コストを含め、効果的な取り組みに繋がります。また、睡眠改善に取り組むにあたり、各人にあった幅広いプログラムを提供することが可能です。
睡眠アンケートの結果を分析したうえで、健康管理システム「Carely」にて、各人に適したオンライン学習の提供や専門家からの健康指導を行います。その結果SASが疑われる従業員に対して、SAS簡易検査を行った上で専門医療機関への受診を促し、適切な治療改善をサポートするサービスです。睡眠状況の確認からSAS簡易検査の実施・受診、治療までを一気通貫でサポートします。
企業における自動車の事故削減、安全管理体制構築・運用に関し、ソリューション設計から施策浸透のためのマネジメント対策、実践まで幅広くご支援します。事故情報・ヒヤリハットの分析・評価、ドライブレコーダやe-learningシステム等を駆使した効果的教育、運輸安全マネジメント態勢の評価・構築支援などを提供しています。(https://www.tokiorisk.co.jp/
フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいるヘルステックカンパニーです。今後、病院で使用されるフィリップスの先進医療機器やパーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がることで、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケア・プロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供していきます。医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指します。(https://www.philips.co.jp/a-w/about/news/home.html)
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2019年の売上高は195億ユーロ、オランダを拠点に全世界に81,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/)