ニュースセンター | 日本

5 17, 2021

医療機器と情報ネットワークのスムーズな相互乗り入れを実現

生体情報モニタと無線LANシステム接続性の共同検証を実施
 

アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 大嶋章禎)は、2020年2月下旬、株式会社フィリップス・ジャパン(本社 東京都港区、代表取締役社長 堤浩幸)とともに、搬送用 生体情報モニタと無線LANソリューションを組み合わせ、接続性の共同検証を実施しました。

アライドシステム社と生体情報モニタと無線LANシステム接続性の共同検証を実施

【共同検証の背景】

生体情報モニタは、心電図や呼吸数などのバイタルサインを測定・表示する医療機器です。搬送用のものは小型で持ち歩きやすく、主に日常動作が可能な患者への装着や病院内での搬送時など、移動を伴う場面で使用されます。

搬送用生体情報モニタの利用時は、患者がどこにいても体調の異変を早期に発見し、素早く対応できることが重要です。したがって、電子カルテなど各システムとの間で相互に接続でき、リアルタイムでデータの共有が行える無線LAN環境が必要となります。

このため、当社無線LANソリューションにより、搬送用生体情報モニタの安定した利用環境の実現性を検証します。

【共同検証の結果】

本検証によって、AT-TQ5403/AWCを用いて搬送用生体情報モニタIntelliVue X3、IntelliVue MX40の利用に適した無線LAN環境を提供可能であることが確認されました。

 

医療機器と情報ネットワークが無線でスムーズに相互接続でき、常に体調のモニタリングが行えることで、患者と医療スタッフの安心・快適性を確保することが可能となります。

 

【共同検証の概要】

当社無線LANアクセスポイントAT-TQ5403および自律型無線LANソリューションAWCを用いた通信環境において、株式会社フィリップス・ジャパンの搬送用生体情報モニタIntelliVue X3、IntelliVue MX40で検証機器と通信を行い、それぞれ正常に接続可能であることを検証しました。

 

また、今回の検証では割り当てられたチャンネルで各デバイスが正常に動作することに加え、デバイスの移動による電波状況の変化を想定し以下の動作を確認しました。

 

  • 異なるチャンネル間を移動してローミングが発生した際、正常動作の継続が可能であること

  • 電波の届かない場所への移動など、一時的に通信が劣化した場合でも回復時に正常に復旧できること

 

【共同検証の概要図】

提携記者会見

【検証環境について】

■株式会社フィリップス・ジャパン 提供環境
 
  • IntelliVue X3

    コンパクトな搬送用生体情報モニタです。外来OR、ICU,病棟といった院内の無線を利用して、どこにいてもケーブルを取り換えることなくバイタルサインの測定を継続することができます。迅速な臨床判断をサポートするため、セントラルモニタと連携して電子カルテシステムなどの患者データにアクセスすることもできます。

     

     

  • IntelliVue MX40

小型で軽量な装着型生体情報モニタです。装着したまま自由に動くことができ、歩行などの日常動作が可能な患者に適しています。ナースステーションなどに設置されるセントラルモニタと連携することで、患者が病院内のどこにいても体調を把握することができます。


■アライドテレシス株式会社 提供環境
 
  • AT-TQ5403

    AT-TQ5403は、IEEE 802.11ac(Wave2)および従来規格に対応し、2.4GHz帯と2つの5GHz帯の同時使用が可能な3ラジオ搭載無線LANアクセスポイントです。最新規格のIEEE 802.11acは11nを超える通信速度を幅広い周波数帯を持つ5GHz帯で利用することができ、安定した通信環境を構築いただけます。

     

     

  • AWC(Autonomous Wave Control)

無線エリア内の収集した電波状況をもとに、チャンネルや電波出力を自動的に調整。アクセスポイント間の電波干渉を最小化することで、安定した通信を実現します。

弊社は、今後も安定した無線LANを必要とするお客様へ快適な利用環境を提供するため、様々なデバイスとの相互接続性の検証を実施していきます。

 

 

  • 記載されている会社名および商品・サービス名は各社の登録商標または商標です。
  • 記載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、記載されている計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。
     

アライドテレシスについて  

アライドテレシスは、日本のネットワークの歴史とともに成長した国内唯一のネットワーク機器専業メーカーです。当社がご提供するITインフラおよびサイバーセキュリティ技術で構成されるソリューションは世界各国・各地の企業、自治体、スマートビルディングやスマートシティにおいて効率的かつ安全な運用が可能な通信インフラとして高い評価をいただいております。最先端のテクノロジーとソリューションを通じて、いつでも、どこからでも、安心して情報にアクセスできる、安全な社会の実現に向け取り組んでいます。

詳細を表示詳細を非表示

フィリップス・ジャパンについて  

フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいるヘルステックカンパニーです。今後、病院で使用されるフィリップスの先進医療機器やパーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がることで、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケア・プロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供していきます。医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指します。(https://www.philips.co.jp/a-w/about/news/home.html

詳細を表示詳細を非表示

ロイヤル フィリップスについて

ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2019年の売上高は195億ユーロ、オランダを拠点に全世界に81,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/

詳細を表示詳細を非表示

トピック

連絡先

報道関係者様専用メールお問い合わせ先

 

株式会社フィリップス・ジャパン

コミュニケーション担当

その他の関係者の皆様は、こちらへお問い合わせくださるようお願いいたします。

メディア向け資料

共同検証を実施

共同検証の概要図

ソーシャル メディアでシェア

関連ニュース

You are about to visit a Philips global content page

Continue

当社サイトを最適な状態で表示するには、最新バージョンの Microsoft Edge、Google Chrome、または Firefox をご利用ください。