このたびフィリップスは、ヘルスケアITソリューションを拡充し、画像診断部門の業務効率化や医用画像や関連データの統合管理を実現する製品ポートフォリオを強化しましたのでお知らせします。
フィリップスは、ケアストリームヘルス株式会社のヘルスケアITソリューション事業を買収し、薬機法の許認可を取得しました。新たに加わったのは、医用画像管理システム(PACS)、統合アーカイブ(VNA)、放射線情報システム(RIS)、医用画像クラウドサービスを中心とするソリューションです。これらのソリューションは、フィリップスが従来から提供してきた画像解析ワークステーション、読影レポーティングシステム、心血管部門向けの動画管理システムといった製品とともに画像診断に関わるIT製品のポートフォリオを構成します。
今回の製品ポートフォリオの強化により、画像診断で必要とされるソリューションの大半をフィリップスで提供できるようになります。フィリップスは、このポートフォリオによって、画像診断業務の効率化とデータの統合管理による精密な診断の環境を提供し、医療従事者の環境の改善や、患者のよりよい健康の実現を目指していきます。
Vue PACS(医用画像管理システム)
Vue PACSは画像診断装置で撮影された画像を保管・管理・参照し、さらに3Dや解析機能を搭載しながら、読影効率を向上するユーザビリティを実現しています。前回検査と比較表示する際、高速な3次元位置合わせ処理により、リンクするスライスを自動検出する「自動レジストレーション」や、画像表示のレイアウトを柔軟に設定可能な「ディスプレイプロトコル」、柔軟なショートカットキーやメニューカスタマイズにより、読影時間を短縮します。
これまで日本では、PACSとVNAは独立した別のシステムとして考えられてきました。さまざまな標準インターフェースを備えたVue Archiveは、複数の部門システムに保存されているデータや、JPEG、MPEG、PDFなどの非DICOMのファイルを統合管理するVNAとして運用しながらも、放射線部門の画像診断業務に使用するVue PACSのサーバとしても運用できます。医療機関内のあらゆる画像データを単一のプラットフォームで管理できます。
フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいるヘルステックカンパニーです。今後、病院で使用されるフィリップスの先進医療機器やパーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がることで、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケア・プロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供していきます。医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指します。(https://www.philips.co.jp/a-w/about/news/home.html)
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2019年の売上高は195億ユーロ、オランダを拠点に全世界に81,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/)
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