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7 19, 2019

名古屋グランパス・中部大学・フィリップスによる世界一安全なスタジアムづくりを目指す取り組み


~ Heart safe stadiumプロジェクト ~

 このたび株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:堤 浩幸、以下「フィリップス」)は、株式会社名古屋グランパスエイト(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:小西 工己、以下「名古屋グランパス」)、学校法人中部大学(愛知県春日井市、中部大学学長:石原 修、以下「中部大学」)と共同で、世界一安全なスタジアムづくりを目指す取り組み「Heart safe stadium」プロジェクトを開始しましたことをご報告申し上げます。
 

 Heart safe stadiumは、AEDの適正配置や、救急救命士を志す学生による救護体制を整える事によって、スタジアムに来場するお客様に安心を届ける取り組みです。

フィリップス-中部大学-名古屋グランパスエイト

取り組みのポイント

1. 観客エリアを救護スタッフが巡回(2018年7月~実施中)

 JリーグのスタジアムではAED設置が義務化され、選手に対する救護体制は整備が進んでいますが、数万人を収容するスタジアムにおいて、観客エリアの救護体制は不十分な面がありました。

 名古屋グランパスのホーム試合では、中部大学で救急救命士を志す学生たちが、救護に必要な資器機材やフィリップスのAEDを携行して観客エリアを常時巡回し、安心して観戦できる環境づくりをサポートしています

2. 緊急時の連絡体制にIoTデバイスを活用(2019年7月20日~スタート)

 フィリップスはIoTデバイスの一種であるSOSボタンを、救命・救急補助スマートフォンアプリ 「MySOS」*と連携することで、緊急事案発生時に救援が必要な場所を救護スタッフに一斉通知することを可能としました。

 豊田スタジアム、パロマ瑞穂スタジアムでは、中部大学の救護スタッフがSOSボタンを携行。緊急時の連絡手段のひとつとしてSOSボタンを活用し、緊急時のレスポンスタイム向上を図っています。

*MySOSは、株式会社アルムの商標または登録商標です。

3. 中部大学による実証実験(2019年7月20日~スタート)

 救護体制構築をリードしてきた中部大学生命健康科学部の北辻耕司先生を中心に、SOSボタンの有効性や効果的な運用方法を探る実証実験を進めています。

各社コメント

株式会社名古屋グランパスエイト 代表取締役社長 小西 工己 様

 いつも安全・安心なスタジアムづくりを支えてくださっているフィリップス様、中部大学様には大変感謝しております。

 今回新たに、SOSボタンの有効性や効果的な運用方法を探る実証実験をグランパスの試合会場でスタートすることで、グランパスの試合会場にいらっしゃる全てのお客様がこれまで以上に安心して楽しめるスタジアム環境を整えていくことができるように両社と共に努めてまいります。

 そして、中部大学の学生の皆さんは暑い日も寒い日も全力でお客様の状態を見守り、試合日には約16キロ歩いていると聞いています。いつも頑張ってくれている彼ら、彼女らの負担軽減にも繋がり、緊急時の対応がよりスムーズになることがお客様の安心にも繋がるものだと思います。

 この取り組みがグランパスだけでなくJリーグの他のスタジアム、他のスポーツ全体へ拡がっていき、安全・安心なスタジアム環境づくりの一助となれば幸いです。

学校法人中部大学 中部大学学長:石原 修 様

 中部大学は2018年に、名古屋グランパス様とオフィシャルパートナー契約を締結しました。中部大学の学生がホームスタジアムにおいて、救護ステーション・スタッフの運営をサポートしています。フィリップス様から提供いただいたAEDを携行した中部大学生命健康科学部の救急救命士を目指す学生が、スタジアムの内外を巡回し、観客に異変が起きた場合、いち早くその場所に駆け付け、応急処置や医務室への搬送を行っています。この活動は、フィリップス様が提唱する「Heart safe city」の取り組みにもつながり、すべての観客の皆様にスタジアムでの安心安全を提供したいという想いから取り組むものです。学生が大学で学んだ知識や技術を使い、スタジアムという現場で観客の皆様の不測の事態に対し、役に立とうとしています。AEDを中心として行政や企業、地域が手を組んで街が一つの救急チームとなって命を救う取り組みを、スタジアムに適用して「Heart safe stadium」として実行しています。中部大学ではこの活動を通じ、学生教育による人材育成と社会貢献を進め、地域から求められ、あてにされる教育、研究機関として名古屋グランパス様、フィリップス様と共に進んでまいりたいと考えております。

株式会社フィリップス・ジャパン 代表取締役社長:堤 浩幸

 フィリップスは「2030年までに30億人の人々の生活を向上させる」をビジョンに掲げ、健康な生活から予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケアプロセスすべての領域でソリューションを提供しているヘルステクノロジーカンパニーです。

 AEDを提供するグローバルリーディングカンパニーとして、このたび名古屋グランパス様、中部大学様とともに世界一安全なスタジアムづくりをめざす取り組み「Heart safe stadium」プロジェクトを開始できますことを大変うれしく思っております。

 日本での心臓突然死は交通事故の21倍、火災の53倍と言われていますが、AEDの使用率は4.9%に留まっています。他の先進国各都市に比べて、日本での心肺停止からの蘇生率、社会復帰率が低いという現状を変えていきたいと、フィリップスでは2018年9月より心肺停止からの社会復帰率世界一の町づくりをめざし、日本全国で「Heart safe city」構想を推進しています。救急車が到着するまでの間に、一刻も早く心肺蘇生を開始できる人を増やそうと5月にはSOSボタンも開発しました。今後も全国各地でファースト・レスポンダーの養成やAEDの適正配置など企業、自治体、地域社会の皆様とともに「Heart safe city」プロジェクトに真摯に取り組んでまいります。

株式会社名古屋グランパスエイトについて

1993年Jリーグの誕生にあわせ結成し名古屋市・豊田市・みよし市及び愛知県全域をホームタウンとするプロサッカークラブ。

2010年に初のJリーグ優勝を果たし、2017年にはJ2へ降格するも1年でJ1へ復帰。2019年シーズンは折り返しを迎え現在9位。

この夏に開催されるホームゲーム4試合では「鯱の大祭典」と題し、ナゴヤ・アイチを熱くする新たな祭典を実施。スタジアムで、街でホームタウンの人々がひとつになるようなイベントを実施し盛上げます。

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学校法人中部大学について

大学と中学・高校の併設校からなる学校法人中部大学は2018年に80周年を迎えました。中部大学は「不言実行 あてになる人間」の建学の精神のもと、1964年に中部工業大学として開学、1984年に総合大学として、中部大学に名称変更しました。現在は文系と理系あわせて7学部26学科4専攻、6研究科19専攻を持つ中部圏屈指の大学へと発展してきました。春日井という一つのキャンパスにすべての学部学科が集結している本学は、1万1千人を超える学生がさまざまな活動・行事・交流を通じて融合することによって、これからグローバル化、デジタル化する社会に必要となる人材の育成の場、学びの拠点となっています。また、世界レベルの高度な研究拠点としても中部圏を代表する大学です。24カ国・地域の55大学・機関と国際交流協定を結び、教職員や学生が海外でも学ぶ機会を作っています。特に米国のオハイオ大学との学術交流協定は46年目を迎え、教職員はじめ学生の交流も盛んです。独自の英語学習プログラムPASEOは20年以上の実績があり、多くの学生が利用しています。実学主義に徹した本学の就職実績は、全国に知られており、7万8千名の卒業生が社会で活躍しています。

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フィリップスについて

1891年オランダで創業し、ビジネスモデル変革と長い歴史の中で培った技術と知見を生かしながら、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」においてイノベーションを実現してきたヘルスケア・カンパニーです。フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルステックカンパニーとして、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいます。今後、「病院」というプロフェッショナルな分野におけるフィリップスの先進医療機器と、パーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がり、デジタルプラットフォーム上でビッグデータが解析されることで、総合的な医療、リアルタイム分析、付加価値サービスが可能になります。これにより、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供し、医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指しています。(https://www.philips.co.jp

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ロイヤル フィリップスについて

ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2018年の売上高は181億ユーロ、オランダを拠点に全世界に77,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(https://www.philips.com/newscenter)

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株式会社フィリップス・ジャパン

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Heart safe stadiumプロジェクト

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名古屋グランパススタジアム救援チーム

My SOS ボタン

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