株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:堤 浩幸、以下 フィリップス)は「2030年までに30億の人々の生活を向上させる」をビジョンに掲げ、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち「もっと健やかな未来へ」をコンセプトとして、すべての人の健康に貢献していきたいと努めております。
このたびフィリップスは、以下の通りDigitalDiagnost C90の販売を開始いたします。DigitalDiagnost C90は、世界で9,000台以上の納入実績を誇るフィリップスの一般X線撮影装置DigitalDiagnost シリーズの最上位機種で、業界初のライブカメラを搭載した天井走行式X線管支持装置Eleva Tube Headをはじめとする革新的なツールの数々が、医療従事者の迅速なワークフローを実現することで、患者にとって辛い体勢維持の時間や検査の待ち時間を短縮させます。また、一新されたフィリップスのマルチ周波数処理UNIQUE2と、胸部単純X線撮影画像から骨陰影を除去するBone Suppression1など、確信ある画像診断を支援する多彩なアプリケーションも搭載可能です。
天井走行式X線管支持装置Eleva Tube Headには、12インチのタッチパネルスクリーンが搭載されており、患者の確認、検査パラメータの変更、撮影画像のレビューなど、従来は検査室の外で行っていた操作を患者の近くで対応することができます。検査中の医療従事者の移動を減らすことで、1検査あたりの検査時間を17%以上短縮3しながら、患者の安全にも配慮した検査を行うことができます。また、Eleva Tube Head最大の特徴でもあるライブカメラでは、照射方向からみたライブ映像によって的確なポジショニングやX線照射野調整を行うことが可能です。また、このライブ映像は操作室のコンソール画面上でも見ることができるため、照射する直前の患者の様子を確認するなど、患者の不意の動き等による再撮影のリスクも低減します。DigitalDiagnost C90には他にも、Eleva Tube Headの最大5軸の電動回転機構を備えたオートポジション機能や、グリッドレス撮影を可能とするSKyFlow Plusなど、医療従事者の業務負担を軽減する様々なソリューションツールも搭載することができます。医療従事者の迅速なワークフローを追求することで、患者にとって辛い体勢維持の時間や検査の待ち時間を短縮させる、患者と医療従事者を中心に考えた一般X線撮影装置が誕生しました。
一般撮影は多くの場合、画像診断の第1歩目となりえる重要な検査です。DigitalDiagonst C90では、ノイズ低減処理や微細部の強調処理が強化されたマルチ周波数処理UNIQUE2と、胸部単純X線画像から骨陰影を除去するアプリケーションBone Suppression1により、肺結節の検出率を16.8%改善2させるなど、読影医のより確信ある診断をサポートします。Bone Suppression1は2Kの高精細コンソールEleva workspot内に搭載できるため、追加撮影や追加機材は一切不要です。患者の被ばく線量や医療従事者の業務負担を増やすことなく、通常の臨床画像と骨減弱画像の2枚の画像をPACSに送信することができます。
世界で9,000台以上の納入実績を誇るDigitalDiagnostシリーズは、その膨大なフィードバックを基に設計された一般X線撮影装置でもあります。立位撮影も臥位撮影も1台で対応するフレキシブルな撮影台など、限られた検査室空間でも幅広い検査目的に対応できるルームレイアウトや、複数の部屋で可搬型平面検出器をシェアリングする機能など、目的や予算に応じて長期的な運用を見据えた多彩なカスタマイズが可能です。また、2K高精細コンソールEleva workspotは、患者登録、撮影パラメータの変更、画質調整、画像転送など検査に必要な機能を、たった1台のコンソールに集約したシンプルなコンソールです。手袋使用時にも対応可能な高精細タッチパネルスクリーンでは、各種機能がイラスト表示されたり、その配置をカスタマイズできたりと、直感的な操作で容易に検査を進めることができます。Eleva Tube Headを含むこのDigitalDiagonst C90の革新的な設計デザインは、権威あるiF Design Awards 2019を受賞致しました。