ヘルステックの分野でグローバルリーダーとして「2025年までに年間30億人の人々の生活を向上させる」をミッションに掲げる、ロイヤルフィリップス(本社:オランダ・アムステルダム、日本本社:東京都港区 株式会社フィリップス・ジャパン 代表取締役社長:堤 浩幸、以下 フィリップス)は2018年10月30日日本のヘルスケアインフォマティクス企業、株式会社アルム(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:坂野 哲平、以下 アルム)と急性期の革新的なコネクテッドヘルスケアソリューションの共同開発に向けて資本業務提携を実施したことをお知らせします。この提携により両社は、アルムのモバイル・コミュニケーション・ソリューションとフィリップスの蘇生・救急医療領域における製品の開発および統合にフォーカスしていきます。このたびの契約の一環として、フィリップスは、アルムの少数株主持分を取得しました。
蘇生・救急医療領域におけるグローバルリーダーとして、フィリップスは、発生した緊急事態にいつでも迅速かつ効果的に対応できるよう、医療従事者と一般ユーザーをサポートします。フィリップスは、自動体外式除細動器(AED)、生体情報モニタリングシステム、データ管理ソリューションを含め、幅広い革新的蘇生・救急医療領域におけるソリューションを提供します。
アルムは、救急医療、モバイル診断ソリューション、ホームケアのための新世代技術と医療コミュニケーションプラットフォームによって、このフィリップスのサービスを補完し、拡張します。アルムのサービスには、緊急時に脳卒中患者の状態を評価し、現場の救急車と救急隊員を支援することを目的としたスマートフォンアプリのFast-EDが含まれます。またアルムは、救急支援と医療記録のためのアプリ、MySOSも提供しています。MySOSは、救急医療機関がより高い生存率を達成できるよう支援し、地域社会の自助プラットフォームを提供し、医療処置のコストを削減します。
フィリップス・ジャパン代表取締役社長の堤 浩幸は、次のように述べています。「当社は、この提携により、モバイルヘルス分野のパイオニアであるアルムと強固な協業体制を構築し、他各社との協力を通じて「日本国内で適用されるソリューション」の開発を加速します。両社共同でフィリップスの蘇生・救急医療領域ソリューションによりデジタル化を加速し、モバイルコミュニケーションアプリによって患者さんを中心とした医療管理を次の段階へと進めます。」
アルム代表取締役社長の坂野 哲平は、次のように述べています。「このたび、フィリップスと提携し、医療業界向け次世代技術および医療コミュニケーションプラットフォームを立ち上げることによって、社会に貢献するという当社のミッションを加速します。両社で協力してモバイル医療ソリューションの実装および採用を加速し、緊急を要するケアの提供を合理化して、臨床アウトカムとワークフロー効率を改善し、すべてのステークホルダーが実感できるベネフィットを実現します。」
日本は、2017年に10億ユーロを超える売上高を記録し、フィリップスにとって世界第3位の市場です。昨年、人々の健康をサポートするフィリップスの製品とソリューションは、3,800万人の日本人の生活を向上させました。
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2016年の売上高は174億ユーロ、オランダを拠点に全世界に71,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(https://www.philips.com/newscenter/)
株式会社フィリップス・ジャパン コミュニケーション担当