ごはんと一緒にMCTオイルを炊き込むだけ
さつま揚げ入りのバター醤油炒めにして、コクをプラス
マヨネーズを加えることでふっくらとした仕上がりに
みそ汁にMCTオイルを加えるだけ
卯の花を小揚げに詰めて、多めの油で焼き上げ生姜醤油で
「栄養・食事療法の普及に期待」
東京女子医科大学八千代医療センター 内科 部長 / 呼吸器内科 教授 桂 秀樹 先生
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は従来、肺気腫と慢性気管支炎と呼ばれて疾患を合わせた疾患概念で、長年の喫煙が主な原因の肺の生活習慣病です。わが国でも40歳以上の8.6%、約530万人の患者さんがいると言われていますが、認識が十分ではなく、治療を受けている患者さんは1割にも満たないと言われています。
COPDは様々な疾患を合併することが知られていますが、特に重要なのは低栄養状態です。低栄養で「やせ」をきたすと、増悪を来たす頻度が高く、呼吸困難も強く、生活の質も低下し長生きできないと言われているため、患者さんに早期から適切な栄養指導を行い、体重を低下させない対策が重要です。患者さんに栄養指導がなされていても、具体的にどのようにしたらいいかわからないとの声がありました。本「COPD患者さんのためのおうちごはん」は、日本人のCOPDに合った食事を具体的に提案し、患者さんが簡単に栄養療法に取り組めるようになっています。是非このレシピ集を1人でも多くの方にご使用いただき、栄養指導や栄養療法に役立つことを希望します。
「COPD患者さん向けレシピで、家庭でお手軽に栄養・食事療法を」
公益社団法人 日本栄養士会 常任理事
駒沢女子大学 人間健康学部健康栄養学科 教授 田中 弥生 先生
COPD患者さんは呼吸不全の問題だけでなく、加齢に伴い筋肉量が減少するサルコペニアや、心身の活力低下に伴い要介護状態に移行するリスクとなりうるフレイルの問題なども含めたケアを考慮する必要があります。このため、COPDの栄養食事療法では、エネルギーはもちろんのこと、しっかりと筋力をつけ、食力をあげることが大切です。ぜひ、多くの患者さん、ご家族にこのレシピを活用いただき、家庭での“食”からのケアにご活用いただけますと幸いです。
「お手軽レシピで、食事を楽しく」
NPO法人 日本呼吸器障害者情報センター 理事長 遠山 和子
おいしい食事を楽しむことは、患者さんの療養生活のモチベーションを高める要因となります。その一方で、普段の家庭のメニューを考えるに当たっては、COPD患者さん向けに注意すべきポイントや、エネルギーを上げる方法などについて十分な知識が行き渡っていないことが課題でした。手軽なエネルギーアップの方法が盛り込まれた「COPD患者さんのおうちごはん」によって、「おいしいものを食べたい」「食事を楽しみたい」という患者さん、家族の想いが叶えられることを願っています。
「COPD患者さん向けレシピを通じて、患者さんへさらなる貢献を」
株式会社フィリップス・ジャパン 代表取締役社長
フィリップス・レスピロニクス合同会社 職務執行者社長 堤 浩幸
2017年は、フィリップスが在宅酸素療法(HOT)に使用する機器の取り扱いを開始して10年となる節目の年です。COPDは、原因となるタバコは喫煙率が減少している反面、高齢化の影響から患者数は一層の増加が懸念されており、その対策は喫緊の課題です。この度のCOPD啓発活動を通じ、フィリップスはこれまで以上にCOPD患者さんやその介護者の方々の健やかで満ち足りた暮らしに貢献したいと考えています。
1891年オランダで創業し、ビジネスモデル変革と長い歴史の中で培った技術と知見を生かしながら、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」においてイノベーションを実現してきたヘルスケア・カンパニーです。フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2017年10月1日より社名を変更し、ヘルステックカンパニーとして、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいます。今後、「病院」というプロフェッショナルな分野におけるフィリップスの先進医療機器と、パーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がり、デジタルプラットフォーム上でビッグデータが解析されることで、総合的な医療、リアルタイム分析、付加価値サービスが可能になります。これにより、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供し、医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指しています。(https://www.philips.co.jp)
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニタ、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2016年の売上高は174億ユーロ、オランダを拠点に全世界に71,000人の従業員を擁し、世界100カ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(https://www.philips.com/newscenter/)
NPO法人 日本呼吸器障害者情報センターは、1994年に≪東京都呼吸機能障害者の会≫みどり会の名称で設立されました。その後、2000年1月31日、日本の呼吸器障害者の患者団体として初めてNPO(特定非営利活動法人)の認証を取得するとともに、「日本呼吸器障害者情報センター」と名を改めました。以来、患者を対象とした支援システム作りを推進し、的確で適切な情報提供サービスができる発信拠点としての役割を確保するとともに、一般社会への知識の普及啓発に取り組んでいます。私たちはこれからも呼吸器障害者・患者の立場から禁煙やCOPDの検診による早期治療の運動を国民的規模で推進するとともに、呼吸器障害者・患者の社会的地位の向上、医療や福祉の向上のために活動の輪を広げます。日本呼吸器障害者情報センターに関する詳細はこちらからご覧ください。(http://www.j-breath.jp/)
報道関係および企業に関するお問い合わせ
株式会社フィリップス・ジャパン ブランド コミュニケーション部
Tel: 03-3740-5896