株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)は、全世界でのフィリップス社製自動体外式除細動器(以下 AED)の総出荷台数が150万台を突破したことを発表しました。
記念すべき150万台目のAEDは、世界遺産富士山観光の安全確保強化策の一環として富士急行株式会社(本社:山梨県富士吉田市、代表取締役社長:堀内光一郎、以下 富士急行)の運営する富士山麓地域の大型レジャーランド 富士急ハイランドの人気テーマパーク「リサとガスパールタウン」に配置されます。
運営施設内や交通網へのAEDの適正な配置が、富士山地域の住民のみならず世界遺産となった富士山を訪れる国内外の観光客の安全につながるとの考えから、富士急行ではAEDの導入を進めています(現在グループ全体で105台設置)。今回の富士急ハイランドへのAED配置は、富士急行が観光インバウンド対策として展開している富士山及び山麓地域観光への安全確保強化策や、フィリップス他賛同企業によるAEDの適正配置を普及する取り組みである“富士山アウトドア・セーフティープロジェクト”の一環として実施されます。富士急行代表取締役社長 堀内光一郎氏は次のように述べています。「当社90周年の節目の年に、フィリップス社の150万台目のAEDを設置できることを光栄に思います。AEDの適正配置を通じ、お客様がより安心して弊社施設や世界遺産富士山地域をお楽しみいただければ幸いに存じます。今後も安心して利用できる施設づくりに努力して参ります」
世界をリードしてきたフィリップス社のAEDの歴史は、1996年に米国で発表された「ForeRunner」から始まり、今年で20周年目を迎えました。この「ForeRunner」の市場投入は、米国において一般市民による除細動(PAD)というムーブメントを促進する一つの大きなきっかけとなりました。日本では2004年7月に医療従事者だけでなく一般市民もAEDの使用が可能となり、急速にAEDが普及しています。日本におけるフィリップスの出荷台数は35万台以上(2016年8月末時点)、世界103か国にフィリップスのAEDが出荷され、突然心停止からの救命率向上に貢献しています。
フィリップス代表取締役社長 ダニー・リスバーグは、「全世界でのAED総出荷台数が150万台を突破し、世界100か国以上にこれほど多くのフィリップス社製AEDが世界のスタンダードとして配備されていることを大変嬉しく思います。AEDの適正配置によって一人でも多くの尊い命を救うために、フィリップスは今後ともAEDの普及・啓発活動に努めて参ります」と述べています。