株式会社タケカワ(本社:山梨県富士吉田市、代表取締役社長:武川和正、以下タケカワ)、株式会社合力(本社:山梨県富士吉田市、代表取締役:近藤光一、以下合力)、株式会社フィリップ スエレクトロニクス ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ、以下フィリップス)の3社は、富士山におけるAEDの適正配置を普及する取り組みのひとつとして、“富士山アウトドアセーフティープロジェクト”を開始します。
電気のプロフェッショナルとして幅広いサービスを提供しているタケカワでは、新たにAED(自動体外式除細動器)の取り扱いを開始するにあたり、合力が運営する富士山登山学校ごうりきにAEDを寄贈します。また、AEDの世界的メーカーであるフィリップスは本プロジェクトにAEDを提供します。7月1日の山開きより開始する富士山スカイトレイル®ツアーでは、合力のガイドがAEDを携行することによって、登山シーズンを通した、富士山登山者の安全をサポートします。
富士山では、平成22年~平成26年の5年間で364件の遭難事故が発生し、50人が死亡に至ったとの資料が報告※2されています。その間の富士山の年間登山者数平均は30万人を超え、年間平均遭難事故件数はその前の5年間にあたる平成17年から平成21年のほぼ2倍に達しています。今後は、世界遺産「富士山」を目指す海外からの訪日観光客の増加も見込まれる中、富士山におけるAEDの適正配置※3が安全性向上の課題となっています。
タケカワ、合力、フィリップスは、富士山及び富士山麓地域に於けるアウトドアでの心臓突然死から人命を救うべく、AEDの適正配置の啓発に努めてまいります。
※1 プロジェクトスタッフエンブレム
※2出典 富士山における適正利用推進協議会まとめ“富士登山における安全確保のためのガイドライン”平成27年改訂
※3 適正配置については別添参考資料参照