総合診療医、看護師、医師、専門地域看護師、患者、病院、専門家、保険会社、政府といった医療制度を構成するあらゆる要素を連携させることで、効率的なケア(診断結果やデータの共有、治療計画の統一等)を実現するための「医療の統合」。
調査結果によると、「統合されていない(まったく統合されていない/あまり統合されていないの合計)」と考える日本の患者は46%、医療従事者では59%でした。13か国平均と比較すると、患者では50%、医療従事者では63%が「統合されていない」と回答。いずれも日本をわずかに上回っています。
一方で、「統合されている(非常に統合されている/完全に統合されているの合計)」と考える日本人は極端に少なく、患者では2%、医療従事者では何とゼロ。
13か国平均でも患者が18%、医療従事者は15%となっており、「統合されていない」を下回る傾向でしたが、その中においても日本の低さは際立っており、「統合されている」との回答割合は患者、医療従事者共に13か国中最下位でした。