医療費の高騰などの背景から、「予防」への関心が高まる中、日本の医療従事者の57%は、患者がより積極的に健康管理に関わる必要があると考えています。
一方で、自身の健康管理に「非常に積極的」な日本の患者はわずか7%にとどまっています。
この背景を探るため、健康管理する上での課題を聞いたところ、「モチベーションの欠如」が33%で最も多く、「余裕がない」(29%)、「時間がない」(18%)と続きました。
その他の国でも、おおむねこれらの課題が上位に上がっており、13か国平均では高い順に「モチベーションの欠如」(30%)、「時間がない」(22%)、「余裕がない」(18%)となっています。
また、自身の健康管理への評価を聞いたところ、日本では「自信がない」(「やや自信がない」、「非常に自信がない」の合計)が39%に上り、「自信がある」(「やや自信がある」、「非常に自信がある」の合計)の22%を上回りました。
他国と比較すると、日本の健康管理への自信の欠如は際立っており、「自信がない」との回答が2番目に高かった中国の19%を20ポイント上回っています。
一方で「自信がある」との回答が最も多かったのは米国の74%で、日本を50ポイント以上上回りました。
13か国平均では、「自信がある」が過半数に当たる59%、「自信がない」は15%となっています。