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日本の子どものむし歯は急激に減少中!

近年、日本では予防医学に対する注目が高まっていますが、子どもの歯の歯磨きに関しても関心が高まっています。

厚生労働省の調査によると、むし歯(治療済みを含む)を持つ子どもの割合が急激に減少している事が判明しています。例えば、昭和62年に6歳だった子どもがむし歯になる確率(乳歯・永久歯)は91%でしたが、平成23年に6歳だったの子どものむし歯率は42%で、この24年間でむし歯率は半数以下に改善されました。

虫歯(治療済みを含む)を持つこどもの割合はこの24年間で約半分に

保護者の意識と行動の変化

この理由として、保護者の意識と行動の変化が挙げられます。フィリップスが2016年に実施した調査では、定期的に歯科に通院している子供たちの割合は45.4%で、通院目的の半数以上が、定期健診、フッ素塗布でした。現在、歯科へ行く目的は、むし歯治療ではなく、予防のためという方向にシフトされてきていると言えます。

これは、自治体での小児医療費助成制度の拡充によって医療費負担が軽減された事や、妊娠中から産婦人科などで赤ちゃんの口腔ケアに関する講座が開かれるなど、保護者の意識と行動の変化によるものと推測されます。

歯科への通院経験 歯科への通院目的(歯科通院者ベース)

海外ではどうでしょうか?例えば、イギリスでは赤ちゃんの歯がまだ生えない時期から歯と歯ぐきのクリーニングをスタートします。また、最初の歯が生えてきた頃に保護者が小児歯科に予約を取り、歯のケアについての指導を受け、定期健診の習慣をつけていきます。海外は口腔ケアへの意識が高い国が多いため、歯質を強化し、虫歯予防に効果のあるフッ素(フッ化物)を水道水中に添加して虫歯予防をする「フロリデーション」を実施している国もあり、現在では北米をはじめ、世界61ヶ国で導入されています。

子どもの頃から正しい歯磨き習慣を

国内外で子どもの歯磨きに対する保護者の意識が高まる一方で、新たな悩みが出てきていることが分かっています。フィリップスの調査では、「正しく歯磨きできているか不安を感じている」と答えた保護者が64.3%でした。子どもの口腔ケアに対する知識が高まり、毎日の歯磨きの重要性が認識されるにつれ、「毎日の歯磨きが本当に正しくできているの?」「むし歯になったらどうしよう…」と不安になっている保護者の方も多いようです。

子ども自身による歯磨きで困っていること/悩んでいること

子どもの歯磨きは、自分でしっかり磨けるようになるまでは保護者のサポートが必要とされています。赤ちゃんの頃から、慌てず焦らず、ガーゼみがきなどから始め、徐々に歯ブラシに慣れさせることが大切です。しかしながら、一人みがきができるようになって、歯みがき時間を徐々に長くしても、正しい磨き方でなければ歯垢はとれません。正しい磨き方で効率的に磨くことが重要なため、お子様の年齢が上がってきた際は、手磨きだけでなく、子ども向けの電動歯ブラシを検討するのも良いかもしれません。

毎日の正しい歯みがき習慣、むし歯にならない口腔ケアは、小さいころから身につける事が大切です。お口の健康は全身の健康と密接に関係があると言われています。お子様が生涯を通じて、むし歯のない健康な歯で、健康で豊かな生活を送れるよう、ケアをしていきたいですね。

参考:

British Society of Paediatric Dentistry   http://bspd.co.uk

The British Fluoridation Society http://www.bfsweb.org

日本小児歯科学会 http://www.jspd.or.jp/

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