この理由として、保護者の意識と行動の変化が挙げられます。フィリップスが2016年に実施した調査では、定期的に歯科に通院している子供たちの割合は45.4%で、通院目的の半数以上が、定期健診、フッ素塗布でした。現在、歯科へ行く目的は、むし歯治療ではなく、予防のためという方向にシフトされてきていると言えます。
これは、自治体での小児医療費助成制度の拡充によって医療費負担が軽減された事や、妊娠中から産婦人科などで赤ちゃんの口腔ケアに関する講座が開かれるなど、保護者の意識と行動の変化によるものと推測されます。
参考:
British Society of Paediatric Dentistry http://bspd.co.uk
The British Fluoridation Society http://www.bfsweb.org
日本小児歯科学会 http://www.jspd.or.jp/