手軽に効率よくエネルギーアップ、患者さんを“食からケアする”レシピ集
COPD患者さんにとって労作時に酸素を効率良く体の中に取り込む呼吸法が必要となるため、呼吸リハビリテーションの実施法を学びながら、同時に筋肉をつけるための栄養指導を受けることが重要です。国内COPD患者さんの約85%が“痩せて息切れをもたらす”肺気腫型に当たりますが、栄養障害は生命予後が悪くなったり再入院率の上昇をもたらす可能性もあります。 そこでCOPD患者さんの栄養食事療法をサポートすることを目的に、専門医や管理栄養士の協力のもとレシピ集「COPD患者さんのおうちごはん」を開発・作成しました。和洋中を織り交ぜた、全12レシピ(基本献立52品、変化献立例45品)と間食6品からなるラインナップで、COPD患者さんの体重減少を防ぐための、高エネルギーなレシピを考案しました。
NPO法人 日本呼吸器障害者情報センター 理事長 遠山 和子