日本版レポート
AIは近年、医療分野を含め世界中で注目を集めていますが、その潜在力はまだ十分に活用されていません。
本年度のFuture Health Indexレポートでは、AIが現在どのように臨床現場や患者を支援しているのか、また、ヘルスケアAIへの信頼を構築し、テクノロジーの導入促進と患者アウトカムの向上を実現するために必要な要素を探ります。
本調査は、医療におけるAIおよびデジタルテクノロジーの活用に関する、医療従事者と患者の視点を分析した世界最大規模の調査です。
医療従事者が患者と接する 間が管理業務に奪われている
医療従事者の5人に1人が、5年前と比べて患者対応の時間が減少し、事務作業が増加したと回答しています。今後の人材不足を見据えても、早急な課題解決が求められています。
治療医療から予防医療へ: AIによる変革の可能性
医療従事者の約7割が、AIが患者の治療成果を改善する可能性に対して楽観的であると回答しています。ただし、これは世界平均(79%)を下回り、調査対象国の中で最も低い水準です。
患者の視点:AIに対してより慎重
患者のうち、AIが医療を改善できると考えているのは3分の1にとどまり、世界平均(59%)を大きく下回っています。日本の医療リーダー、政策立案者、業界関係者は、AIの恩恵を最大化しつつ、患者からの信頼を高めるという大きな課題に直面しています。
日本の医療制度は、複雑かつ喫緊の課題に直面しています。しかし、AIにはそれらを乗り越えるための大きな可能性が秘められています。私たちは、対話と共創を通じて信頼を育むことを大切にしています。そして、テクノロジーと人の力を組み合わせることで、誰もが安心して質の高い医療を受けられる社会の実現を目指し、これからも着実に歩みを進めていきます。
ャスパー・アスエラス・ウェステリンク
代表取締役社長 ジ
株式会社フィリップス・ジャパン
日本版レポート
The Future Health Index」は、Philipsの委託により作成されたものです。
今年の「Future Health Index」では、当社は16カ国(オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、日本、オランダ、サウジアラビア、スペイン、南アフリカ、韓国、イギリス、アメリカ合衆国)の医療従事者約2,000人と患者16,000人以上を対象に、独自の定量調査を実施しました。この調査は、世界最大のクリエイティブグループであるAccenture Songが、オンライン調査(CAWI)手法を用いて実施しました。調査期間は2024年12月から2025年3月までです。