「医療の統合」が「コスト」に与える影響については、患者と医療従事者の間、そして国ごとによっても意見が割れています。
日本においては、コストが「増加する(やや増加する/はるかに増加するの合計)」と考える患者さんが39%に上り、「低下する(やや低下する/はるかに低下するの合計)」と考える患者(33%)を上回りました。一方で、医療従事者は「低下する」(46%)が「増加する」(29%)を10ポイント以上上回っており、患者と医療従事者の間で見解にかい離が見られます。
海外においては、13か国平均で44%の患者が「増加する」と回答し、「低下する」(29%)を上回っています。こうした「増加する」とした患者が多い国は13か国中11か国に上り、「低下する」と回答した患者の方が多かった国はオランダ、スウェーデンの2か国にとどまっています。
一方で、医療従事者は13か国平均で45%が「低下する」と考えており、「増加する」(34%)を上回っています。
ただ、13か国中5か国(中国、フランス、シンガポール、南アフリカ、イギリス)では「増加する」が上回っており、国ごとによって医療従事者の意見が異なっていました。