ヒトの免疫システムは、細菌や真菌、ウイルスなど、感染症を引き起こす恐れのある外部侵入者から身を守る役割を果たします。しかしアレルギーを持つ人の場合、免疫システムが、本来はほとんどの人にとって無害な物質を危険なものとして誤検知し、それを攻撃します。そのような物質の 1 つがダニの排泄物です。
アレルゲンは、屋外アレルゲンと屋内アレルゲンに分けることができます。ダニ、もっと具体的にいうとダニの排泄物に含まれるタンパク質は、屋内アレルゲンの代表例です。ダニの大きさは 1mm の 4 分の 1 から 3 分の 1 ほどしかなく、裸眼では見えないほどですが、顕微鏡では白い虫であることが分かります。足が 8 本あるため昆虫ではなく、蜘蛛と同じ節足動物です。ダニが見つかるのは、マットレス、カーペット、枕、寝具、布張りの家具などで、ダニはそうした場所を巣にしてアレルゲンを作り出します。アレルゲンは、人間の活動(掃除、歩行、ベッドメイクなど)や空気の流れなどの動きによって、空中に飛散することがあります[1]
いつ発生しますか?
ダニアレルゲンは年間を通じて見つかりますが、湿度の高い夏に最も多くなります。
ダニを避けるにはどうすればよいですか?
ダニは摂氏 20~25 度の温度を好みます。また、70~80%の湿度も好むため、大抵の場合、除湿機やエアコンで 40~50%の湿度を保つのが最も効果的です。[3]
ダニが最もよく見つかる場所が寝室です。そこで、虫をベッドに近づけないためのヒントをいくつかご紹介します。
フィリップス空気清浄機には、ダニなどの空気中のアレルゲンを 99.97%除去できる、高度な多層フィルターが内蔵されています。ご自身やご家族がきれいで健康に良い空気を満喫するための詳しい方法は、こちらのリンク先でご確認いただけます。
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[1] www.aafa.org/dust-mite-allergy
[2] www.allergyuk.org/assets/000/001/243/House_Dust_Mite_original.pdf
[3] Portnoy J et al. Joint Taskforce on Practice Parameters; Practice Parameter Workgroup. Environmental assessment and exposure control of dust mites: a practice parameter. Ann Allergy Asthma Immunol. 2013.