小学生から中学生の頃、ヨーロッパに住んでいたのですが、当時住んでいた家にあった家電には、ほとんど「PHILIPS」のロゴがついていました。子どもながらに、きっと凄い会社なのだろうと、フィリップスにちょっとした憧れを抱いていたのを覚えています。
日本に戻ってからは、そのことはすっかり忘れて、高校・大学とスポーツに熱中していました。それが、なぜか就職活動の際にふと思い出して「PHILIPS」とWebで検索してみたら、偶然に自宅のすぐ近くで会社説明会が開催されていたので参加してみました。そのまま、最終面接まで進み、フィリップスから内定をもらうと、きっぱりと、就職活動を辞めてしまいました。実は、体育会の野球部でキャプテンをしていたこともあり、就職先を早く決めて残りの試合に1試合でも多く出たい一心だったのですが。(笑)。
入社して最初の4年間は名古屋でPM(生体情報モニター)の営業を担当。大学は法学部でしたし、医療も電子工学的なことも分らない新人です。しかし、予想以上に、フィリップスの名前は医療業界でも浸透していて『フィリップスのモニター』というと、話しを聞いてもらえる機会は多かったです。とはいえ、医療機関に出向き、医療機器の使い方を医師や看護士の方々に説明したりするわけですから、必死に勉強しました。今振り返ると、先輩方にはとても恵まれて、OJTをはじめ本当によくして頂いたと感謝しています。