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3 22, 2020

フィリップス、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止に向け医療機器の増産とソリューションの迅速な供給を発表

※この報道用資料は、2020年3月22日オランダ・アムステルダムで発表されたプレスリリースの抄訳・編集版です

オランダ・アムステルダム ― ヘルステクノロジーのグローバルリーダーであるロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHIA、以下 フィリップス)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の診断と治療を支援するために、特定の集中治療用製品およびソリューションの増産体制に入っていることを発表しました。

 

最も必要とされている製品は、生体情報モニタならびに、さまざまな呼吸器疾患を治療するための非侵襲的および侵襲的人工呼吸用の可搬型人工呼吸器と医療用消耗品です。その他にも、新型コロナウイルス感染症への備え、対応、および疾患からの回復というニーズに応えるためのフィリップス製品およびソリューションとして、呼吸器疾患の診断と評価をサポートする各種画像診断システム(CT、移動型診断用X線撮影装置、超音波診断装置)や、 集中治療室の患者情報を集約する生体情報モニタリングシステムおよび遠隔集中治療支援ソリューション(eICU)、また医療従事者と在宅患者を結ぶ遠隔医療ソリューションなどが挙げられます。
 

フィリップスでは例えば、院内用人工呼吸器の製造を増やしており、さらに今後8週間でその製造を倍増させ、2020年第3四半期までに4倍に引き上げる予定です。そして、世界規模のサプライヤーネットワークを駆使し、この非常事態におけるサポートと生産を強化しています。世界各地に製造拠点を持つ当社は、北米、欧州、アジアに最終組み立て拠点を展開し、また同じく重要なこととして、認定材料サプライヤーおよび部品サプライヤーについても世界規模のネットワークを擁しています。

 

国際商業会議所(ICC)および世界保健機関(WHO)がこのほど発出した行動要請に呼応し、フィリップスも、必要な材料と部品により円滑にアクセスするために、各国政府に対して輸出規制や関税などの制限を加えないよう求めており、また、物流を速やかに進めるための支援や、不可欠なサプライヤーに対する封鎖措置の適用免除を要請しています。

 

フィリップスでは、院内用人工呼吸器や生体情報モニタといった必要不可欠な医療機器を世界中で利用できるよう、それらを最も必要とする地域と国々に優先的に供給し、また国 / 地域別の新型コロナウイルス感染症のリスク分類などのデータに基づき、公正かつ倫理的なアプローチによって緊急を要する患者に配分しなければならないと考えています。

人々の生活を向上させるという使命を掲げる当社は、重症COVID-19患者の増加に対応するために、できるだけ多くの医療従事者の方々を支援したいと願っています

フランス・ファン・ホーテン

ロイヤル フィリップスCEO

ロイヤル フィリップスのCEOフランス・ファン・ホーテンは次のように述べています。「人々の生活を向上させるという使命を掲げる当社は、重症な新型コロナウイルス感染症患者の増加に対応するために、できるだけ多くの医療従事者の方々を支援したいと願っています。新型コロナウイルス感染症患者の診断と治療に役立つ医療機器に対する世界的な需要が、かつてないほど高まっています。そのため当社は、今後8週間で院内用人工呼吸器の製造を倍増させるために365日24時間体制で取り組んでおり、さらに第3四半期までに生産を4倍に引き上げることを目指しています。
 

当社は、材料、部品、および最終製品の生産拡大と各国間の輸送を確保するために、医療技術業界や政府、世界保健機関(WHO)、その他の保健機関に積極的に働きかけています。そして、これらすべての関係者に対し、製品を迅速に配送することで人々の命を救おうという当社の取り組みへの支援を求めています。当社では、不足している医療機器を、それらが最も必要とされている地域に公正に配分すべきと考えていますが、同時に今後数カ月の間に他の地域にもそれらの機器を供給できるように生産を増強しています。」

増産に向けたフィリップスの取り組み:

  •  製造を担当する従業員を追加雇用するとともに、既存の従業員を配置転換して、需要の増加に速やかに対応。
  •  製造ラインを追加し、シフトの時間帯を365日24時間体制に拡大。
  •  製造拠点での増産に必要な物品を供給できるよう、当社のサプライヤーと密接に協力して材料の供給を確保。
  • 当社のイノベーション力を活用し、類似の製品シリーズを転用することで需要の増加に対応。
  • サードパーティーの委託製造業者と連携。

新型コロナウイルス感染症がフィリップスの業績に与える影響

新型コロナウイルス感染症のパンデミックにもかかわらず、フィリップスは世界中で事業活動を維持し、お客様に製品やサービスを提供し続けることが可能となっています。しかしながら、最も打撃を受けている地域の人々の生活や産業における今回のアウトブレイクの影響により、当社の消費者向けポートフォリオに関する需要が減少し、さらに当社のグローバルサプライチェーンにも余波が及んでいます。2020年上半期におけるフィリップスの業績にマイナスの影響が及ぶことが見込まれていますが、状況が引き続き流動的であるため、現時点でその影響の規模や持続期間を数値化することは不可能です。そのため、今後も常に事業活動を監視および評価し、必要に応じて最新情報を提供してまいります。

フィリップス・ジャパンについて

フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいるヘルステックカンパニーです。今後、病院で使用されるフィリップスの先進医療機器やパーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がることで、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケア・プロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供していきます。医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指します。(https://www.philips.co.jp/a-w/about/news/home.html

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ロイヤル フィリップスについて

ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2018年の売上高は181億ユーロ、オランダを拠点に全世界に80,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/

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