自社のグリーンプロダクトを通じたエネルギー利用効率化の推進に加えて、フィリップスは、2012年までの自社オペレーションにおけるエネルギー効率の25%アップ、カーボンフットプリントの25%削減を目標とし、目標達成のためにIT、ロジスティックス、製造、社用旅行をはじめとする分野で数多くの取り組みを実施しています。
フィリップスのオペレーショナル・カーボン・フットプリントには、以下が含まれます。
• 製造プロセスおよび非製造施設から排出される直接的排出量
• 電力の購入による間接的排出量
• その他、フィリップスが直接コントロールできる間接的排出量:出張手配、流通プロセス
フィリップスでは、エネルギー利用の効率化およびそれに付随するCO2削減を推進するアクションプログラムを実施しており、2008年はカーボンフットプリントの絶対的削減5%を達成しました。 またオペレーショナル・カーボン・フットプリントについては、大規模な企業買収(GenlyteおよびRespironics)が大きく影響し、全体で6%近い増加となりました。
製造プロセス
製造プロセスにおいては、エネルギー効率向上の目標値を設定しています。これは、フィリップスの全環境アクションプログラムにおいて、活動の一部として行われてきました。現在フィリップスはこれを、2012年までのセクター別目標値に展開しています。
再生可能エネルギー
フィリップスは、温室効果ガスの排出量削減のために、代替エネルギー源を求めて積極的に活動しています。 その1つが、直接的またはエネルギーサプライヤーを通じた間接的な再生可能エネルギー源の利用であり、地熱エネルギーや風力システム、太陽光エネルギーシステムなどの再生可能エネルギー源を利用したグリーン電力による施設運用です。 フィリップスのグリーン電力購入は、2007年の7%から現在16%に増加しています。 2012年の自社目標であるカーボンフットプリントの25%削減を達成するためには、同年までにグリーン電力使用施設数を増やすことが必要であり、エネルギー供給会社にグリーン電力証書のダブルカウント防止を重要事項として要請しています。
非製造施設
非製造施設(オフィスや倉庫など)については、コロケーション(用途替え)ワークスペースイノベーションといったプロジェクトによりスペースを削減するとともに、照明システムのアップグレードと「グリーンIT」プロジェクトに重点を置いています。
出張手配
フィリップスでは、長年にわたり、世界中の従業員が出張手配をオンラインで手配してきました。また、ペーパーレスのチケットとクレジットカード明細を使用しています。昨年、このシステムに新しい機能が加わりました。 これは、出張の代わりにビデオ会議を提案するポップアップウインドウで、代替オプションとしてのビデオ会議に注意を促し、検討を勧めるための機能です。
2008年の出張関連のCO2総排出量(フィリップス全体の総排出量の11%に相当)は、企業買収による影響を除き、絶対量で8%減、比較ベースで11%減となっています。
流通プロセス
流通プロセス関連のCO2総排出量の大部分は、航空輸送によるものです。 このため、業務上の必要性と環境への影響のバランスを考慮した上で、1キロメートルあたりのCO2の影響が最も低い輸送手段を使用するというプログラムを導入しつつありますが、それにあたってはもちろん慎重なデマンドプランニングが必要です。また、混載便/分載便に関するプログラムも導入中ですが、これは、往復路ともキログラムあたりの最大積載量を確保することで空荷でフライトする無駄をなくそうというものです。また、電子請求/明細システムを推進し、クリーンエンジンを使用している運送会社を採用しています。
2008年の流通関連のCO2総排出量は、企業買収による影響を除き、名目上で6%増、比較ベースで1%増となっています。
サプライチェーンの二酸化炭素排出量
フィリップスは現在、自社のサプライチェーン全体のCO2排出量をマッピングする大規模なプロジェクトに着手しています。6つのパイロット製品について(各セクターに2つずつ)、それぞれを複数のコンポーネントに細分化し、自社の生産を含めたサプライチェーンの関連層における各コンポーネントのCO2排出量を評価します。プロジェクトの目標は、主立ったCO2排出源を明らかにするとともに、低減対策を見つけることです。
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