ケミカルマネジメント

フィリップスに長年受け継がれてきた予防原則の信念と並んで、自社の製品および生産プロセスにおける有害物質使用の中止・削減は、30年以上も前にフィリップスの環境保護活動がスタートして以来、常に優先されてきたことのひとつです。またこれは、フィリップスのEcoDesignプロセスに欠くことのできない要素でもあります。



製品

フィリップスでは、自社製品への使用を禁止する規制物質を詳細にリストアップし、さらに、予防という観点から注意を必要とする関連物質についてもリストアップしています。


業界内リストの作成・展開
1990年代初頭、フィリップスは、当時のEACEM(欧州民生電子機器工業会)において、率先して所属各企業が共有するリストの作成にあたりました。


最近では、エレクトロニクス製品にとって懸念すべき化学物質を1つのリストにまとめる作業のグローバルイニシアティブとしての活動や、電気・電子機器におけるある種の有害物質の使用を制限するEU指令に基づいて使用を禁止されている物質についてエレクトロニクス製品のサンプリングおよび試験を行う実際的な方法を定義する標準化活動(RoHSとして知られ、2006年7月1日に発効)などに携わっています。

 

業界におけるサプライチェーンへのさまざまな要求については、電子機器業界行動規範(EICC: Electronic Industry Code of Conduct)の傘下で他社とともに協調へ向けて努力しています。
 

(予防原則に基づく)自主的な段階的廃止の例
 
ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニル(PVC: Polyvinyl Chloride)は、数多くの応用に適した特性を持つポリマーですが、 ステークホルダーによっては、環境への悪影響(安全でないリサイクル、設備の不十分なリサイクルシステムなど)を重視する向きもあります。PVCの主な用途は小型製品のブリスター包装ですが、フィリップスは、1990年代半ばに製品パッケージへのPVCの使用を禁止しました。パッケージが「行方不明」になる可能性があり、最終的に環境保護の面で制御不可能なことと、パッケージがリサイクルの過程で不適切に処理される可能性があることがその理由です。その他の応用としては、エレクトロニクス製品やケーブルのある種のポリマー部品に用いられています。

 

PVCフリー製品
2008年フィリップスは、同年末までにPVCフリー・コンシューマー製品モデルの上市を実現するために、一部コンシューマー製品でPVCを代替材料に切り替えるパイロットを開始しました。その結果誕生したのが、PVCフリーのリモコン(製品コード:SRP5002)です。 さらにテレビの筐体、センセオやオーラルケア製品など、いくつかの製品がPVCフリーとなっています。 また、2010年12月31日以降に行われるコンシューマー向け新製品の上市に向け、同日を期限としてPVCの段階的使用廃止を進めています。 最大の課題は、コード類や内部配線の材料としてPVCに代わる、PVC使用製品と同じ品質基準/安全基準を満たす材料を見つけることです。


臭素化難燃剤(BFR: Brominated Flame Retardants)
フィリップスの全ての製品は、品質と安全性を念頭に置いて設計されていますが、製品の安全規制と環境リスク低減との間で利害が一致しない場合もあります。

 

1998年フィリップスは、EU RoHSによる法的規制が予想される多数の製品カテゴリーにおいて、難燃剤であるポリ臭素化ビフェニル(PBB: polybrominated biphenyl)およびポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE: Polybrominated diphenyl ether)の使用制限に積極的に乗り出しました。

 

フィリップスは、液晶テレビの外装に臭素系難燃剤以外の難燃性材料を使用することをポリシーとしています。このポリシーはヨーロッパではすでに完全実施されており、世界の他の地域では完全移行に向けて実施が進んでいます。また製品全体およびコンシューマー製品全機種におけるBFRの段階的廃止を計画するにあたり、プリント基板などのコンポーネントで臭素に代わる材料に関するリサーチを継続しています。


BFRフリーのパイロット製品
2008年フィリップスは、同年末までにBFRフリー・コンシューマー製品モデルの上市を実現するために、一部コンシューマー製品でBFRを代替材料に切り替えるパイロットを開始しました。テレビの筐体、センセオやオーラルケア製品など、いくつかの製品がBFRフリーとなっています。


BFRの段階的廃止
これらのパイロットは、2010年12月31日以降に行われるコンシューマー向け新製品の上市に向けて、同日を期限とするBFRの段階的廃止を達成するために、その根拠となる貴重な情報を得ることを目的としています。
 
その他の化学物質
フィリップスは、ヒ素、フタル酸エステル類、アンチモンなど、懸念される物質の排除に対して積極的に取り組んでいます。

 

ヒ素
フィリップスは2008年以降、液晶テレビ用ガラスおよびその他のディスプレイ製品へのヒ素の使用を廃止しました。

 

フィリップスは、この種のガラスに用いられている他の重金属についても、使用廃止の可能性を検討しており、使用終了後に適切なリサイクルが可能なタイプのガラスを使用することを最終目標としています。

 

フタル酸エステル類およびアンチモン
フタル酸エステル類およびアンチモン/アンチモン化合物については、2010年12月31日以降に行われるコンシューマー向け新製品の上市に向け、同日を期限として使用を廃止します。

 

ベリリウム
技術的に実現可能な場合は、自社製品へのベリリウムの使用を禁止しています。

プロセス(製造)

フィリップスでは、生産プロセスにおいて使用を禁止する規制物質を詳細にリストアップし、 さらに、使用の大幅な削減または廃止に向けて努力している有害物質、および予防という観点から注意を必要とする関連物質についてもリストアップしています。

 

これらの製品およびプロセスに関するリストは、このページの右側の一覧からダウンロードしてご覧いただけます(英文)。

 
REACH

フィリップスは、REACH(リーチ法、Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemical substances)に関しても前向きに取り組んでいます。


 
 
サプライヤーのサステイナビリティ

「Royal Philips Electronics Lists of Chemical Substances」は、フィリップスの購買契約の一部であり、フィリップスのSupplier Sustainability Involvement Program(サプライヤーサステイナビリティ改善プログラム)を構成する重要な要素です


 
 
EcoVision III

フィリップスのEcoVision III環境アクションプログラムは2006年に始まり、2009年まで実施されます

 
 
フレームワーク

Royal Philips Electronics Framework of Chemical Substances in Products and Processes(英文)