フィリップスブランドの歴史

青色のアルファベット7文字で表現されたフィリップスのロゴを見れば、それがフィリップスの製品であることがすぐに分かります。フィリップスは100年を超える歳月をかけて進化し、成長を遂げており、そのブランドアイデンティティも20世紀初頭から変わることなく守り抜かれています。

20世紀に入りフィリップスが初めて手掛けた照明器具の広告

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20世紀に入りフィリップスが初めて手掛けた照明器具の広告

 

1891年、電気の商用化が進んだことにより高まった白熱電球の需要に応えるため、Philips & Co.はオランダのアイントホーフェンで創業しました。

創業当初は、Philips & Co.の頭文字をモチーフにした紋章や、金属フィラメント電球のガラス部分にプリントした「Philips」という文字など、Philips & Co.には様々なロゴが存在していました。

 

1898年、この会社は初めてとなるキャンペーンを実施し、このとき、アントン・フィリップスは、オランダの民族衣装を描いた数枚の葉書をマーケティングツールとして採用しました。それは「Philips」の文字を一つずつ、各葉書に描いた電球に示すというもので、1920年代末には、現在使われているロゴが採用されました。

商標としてのフィリップスアイデンティティ:盾の紋章の誕生秘話

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今ではお馴染みとなっている波と星のイラストあしらったフィリップスのロゴは、1926年にMiniwattラジオバルブのパッケージや初期の録音機Philigraphに登場したのが最初です。波は電波を表し、星は電波が放たれた夜空をイメージしたものでした。

 

1930年に、3本の波と4つの星がひとつの円の中に初めて組み込まれ、その後、星と波のイラストはラジオや蓄音機に使われるようになり、この円はデザインの一部となり、広く使われるようになります。

ところが、当時、フィリップスのビジネスは急速な拡大を遂げており、他の有名な円形の紋章の所有者と法的な問題が生じる心配がない個性的なデザインの商標が必要となり、その結果生まれたのが、円形デザインと文字をあしらった盾の紋章で、この紋章がデビューしたのは1938年のことです。

 

歳月と共にデザインに改良が加えられたものの、基本的なデザインは変わっておらず、青色文字のマークと共に、フィリップスの確固としたアイデンティティを示す商標として今日まで広く認知されています。

今日行われているフィリップスブランドの広告活動

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1930年代より、フィリップスは一貫して同じロゴを使用していますが、そのロゴを使用したブランドアイデンティティのコミュニケーションは、様々な手段で行われましたが、1990年代中頃までは、広告活動およびマーケティング活動はそれぞれの国や地域の市場におけるそれぞれの製品レーベルごとに実施されており、グローバルカンパニーとしてのフィリップスの一貫したイメージを確立することができないという問題を抱えていました。

 

それを打破し、統一したイメージを世界に伝えるため、フィリップスは1995年に、「Lets make things better(より良い明日のために)」をスローガンに世界規模のキャンペーンを初めて実施することになります。

このスローガンには「一つのフィリップス」という価値観が込められており、世界のあらゆる市場、およびあらゆるフィリップス製商品を媒体とした活動が展開されました。全社が一丸となって取り組んだキャンペーンはこれが最初で、会社に対する従業員のロイヤリティを高めるとともに、会社として統一したイメージを確立することに成功しました。

 

20049月、フィリップスは、これから進むべき新しい道標となるブランドプロミス“sense and simplicity”の採用を宣言しました。“sense and simplicity”という言葉には、「先進性と使いやすさを第一に、お客様のことを考えた物づくり」を約束し、このブランドプロミスを果たす商品とサービスを提供できるマーケット志向型の企業であり続けるというフィリップスの誓いが込められています。

 

2008年、フィリップスブランドの総合評価額は8%上昇して83億米ドルに到達し、インターブランドが実施する2008年度ベストグローバルブランドの第43位にランクされています。