富士山でも東京でも使えるAED

あらゆる場所にAED設置を
 

富士山のような大いなる頂を登ることは、何より誇れる偉業でしょう。しかし登山中の健康と安全を保証できなければ、その偉業も意味を成しません。 

 

高さ3,776mもの富士山を登るような肉体的に厳しい活動は、特に心臓の疾患や不調を抱える方たちにとっては、適切な予防策と訓練がなければあっという間に危険をもたらします。現在、株式会社タケカワ、株式会社合力、そして株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパンが共同で取り組む富士山アウトドアセーフティープロジェクトによって、AEDは山中の主要な場所で利用可能となり、低地のトレイルでは合力社のガイドがAEDを携行する試みが行われています。

AEDとは?
 

AED(自動体外式除細動器)とは突然の心停止から命を救うため、不規則なけいれん(心室細動)を起こしている心臓に電気ショックを与える医療機器です。AEDは軽く耐久性に富み、あらゆる気候や地形のもとでも使いやすく設計されています。

どんなときに使うの?
 

先に述べたように、AEDは突然の心停止に対して使用されます。心停止が生じると意識を失い、呼吸も停止します。心停止が起こるより前に倦怠感や脱力感、吐き気(嘔吐することも)、ふらつきやめまい、呼吸困難、また胸の痛みの有無に関わらず頻脈が現れる場合があります。心停止を経験する人にはそれ以前に心臓の病気を診断されていた人もされていない人もいるため、このような症状が予期せず突然現れた場合に、AEDを使用できることはとても重要です。 

このような症状が起きるのは、何が原因でしょう?心停止は多くの場合不整脈、つまり心拍リズムの異常によって引き起こされます。心停止につながる不整脈の多くは心室細動と呼ばれるもので、電気的刺激の伝導系が乱れて心室内の様々な場所で無秩序に興奮が生じた結果、心室からの血液拍出が行われなくなり、極めて危険な状態となります。AEDによる電気ショック(除細動)は、このような心臓の興奮をリセットし、再び心拍リズムを取り戻すための手助けとなります。 

 

心停止のリスクがもっとも大きいのは心臓の疾患や障害を診断された人ですが、それ以外に喫煙、過度な飲酒、座っていることの多い生活習慣、糖尿病や体重、家族の病歴等のリスク要因も危険のもととなります。もしあなたがアスリートで、特にマラソンやトライアスロンなどの持久系スポーツに参加している場合、心臓の健康を最良に保つことはもっとも重要です。定期健診を受けることで、心臓にまつわるあらゆるタイプのリスクを見極め、よりしっかりと備えることができます。

富士山アウトドアセーフティープロジェクト
 

2014年の「富士登山における安全確保のためのガイドライン」によれば、2010年から2014年の間に364件の医療緊急事態が報告され、50名の死亡者が出ています。AEDのような適切な機器を携行することが、このような悲惨な死を防ぐ助けになります。心停止後の救命率は1分ごとに最大10%ずつ減少するため、素早い行動は最も重要です。救命の可能性を高めるために発症から5分以内にAEDを使用しなければならないのは、これが理由です。

富士山で利用できるAEDはフィリップス製のハートスタートFRx で、屋内はもとより屋外でも使用可能で、極端な温度変化や水、ほこり、かばんやトラックでの輸送中の激しい振動や落下の衝撃にも耐えられるよう設計されています。このモデルは幼児からお年寄りまですべての年齢の傷病者に対して使用できます。ハートスタートFRxは視覚的にわかりやすいガイド機能とアイコンや音声ガイダンスで、使用者の話す言語や医療トレーニングの程度に関わらず、誰にでも使いやすくなっています。

 

AEDの電源を入れたら、音声ガイダンスや表示される図に従って傷病者の胸に電極パッドを貼り付けます。パッドが装着されると、AEDは心臓の状態を自動で解析し、電気ショックが必要かどうかを判断します。本器には心肺蘇生の方法を指示する機能が搭載されており、AEDの使用だけでなく、心肺蘇生の実施もサポートします。

東京でAEDが利用できる場所

心停止の際に生と死を分けるのは、何よりも素早い行動です。老齢人口の増加に加えて観光産業の着実な高まりによって、東京全域でAEDが利用できるようにすることは最優先事項となっており、フィリップスのような企業がその支援に尽力しています。今ではAEDは街中でみつけることができ、見た目にわかりやすく利用しやすくなっています。AEDは交番や、コンビニエンスストア、カフェや新幹線の車内に設置されています。また変わったところでは、自動販売機に設置されているものもあります。東京に自動販売機があふれていることは知られていますが、現在そのいくつかは前面にAEDが設置され、オフィスビルの中でも朝の通勤で混み合う歩道でも、緊急時には素早く利用することができます。赤いハートマークと「AED」の文字を探してみてください。

今シーズン富士山に登ることがあれば、AEDがどこにあるか見ておいてください。もし必要なときが来たら、恐れずに行動してください。

また仕事中や旅行の際にAEDの場所を確認しておくことで、救命に役立つかもしれません。この素晴らしい機器は大きさこそ小さいものの、その秘めた影響力はこの上なく大きなものです。

販売名:ハートスタートFRx

医療機器承認番号:22000BZX00305000

特定保守管理医療機器/高度管理医療機器

 

【AEDについて】

AEDは救命処置のための医療機器です。AEDを設置したら、いつでも使用できるように、AEDのインジケータや消耗品の有効期限などを日頃から点検することが重要です。製造販売業者または販売業者が、設置者の保守管理の手間を軽減する独自のサービスをご用意しております。お客様のご都合に合わせて、これらを利用し、いつでもAEDが使える状態にしておいてください。