フィリップス、睡眠時無呼吸治療装置(CPAP)を中心とした 治療サポートソリューション「ドリームファミリー」を発売


-患者さんの自ら治療に取り組む気持ちをサポート-

2016年4月4日

フィリップス・レスピロニクス合同会社(本社: 東京都港区、職務執行者社長:ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)は、本日4月4日より、睡眠時無呼吸の治療装置(CPAP)を中心とした治療サポートソリューション「ドリームファミリー」の販売を開始します。

現在、CPAP治療は睡眠時無呼吸の治療法の第一選択肢として、日本国内外で多く実施されるようになりました。

日本においては国民皆保険の制度により質の高い治療が行われています。しかし、この制度の中においても治療を開始した患者さんのうち、約30%の方が3ヶ月以内に治療を中断する現状もあります。その原因にはマスクの不快感、チューブの取扱い、鼻閉などのさまざまな要因が報告されています。

ドリームファミリーは患者さんおよび医療機関の抱えるこれらの問題に対するソリューションとなるように開発されました。患者さんと医療従事者とを強くつなぎ、かつ患者さんが主体的に治療に取り組めるようにすることで、活力のある生活をサポートするソリューションとなります。

 

ドリームファミリーの構成

1.CPAP装置「ドリームステーション Auto」

2.モバイルアプリ「ドリームマッパー」

3.人工呼吸器用マスク「ドリームウェア ネーザルマスク」

 

ドリームファミリー各製品の特長


■「ドリームステーション Auto」

「ドリームステーション Auto」は、日本を含む主要4カ国、延べ400人のリサーチの結果から誕生しました。リサーチでは旅先・出張先でもCPAPをきちんと使用したい、また寝室に溶け込むような自然な装置を望む声が多く聞かれました。

「ドリームステーション Auto」は従来の当社製品と比較して約20%コンパクトに、また30%軽くすることで、旅先・出張先への持ち運びが容易になりました。また、より一般家電に近いデザインの本体とカラーディスプレイの搭載により、患者さんの寝室に溶け込む自然なデザインとなっています。

さらに外来受診予約日の3日前にはディスプレイ上にメッセージを表示し、適切な時期に外来受診して頂くための機能が盛り込まれており、医療従事者から適切な指導を受けるための機会を逸しない工夫が施されています。


■「ドリームマッパー」

「ドリームマッパー」は、治療開始直後の患者さんが抱えるさまざまな問題をタイムリーに解決することができる無料のモバイルアプリです*[1]。日々の治療状況が確認できる機能に加えて、睡眠医療専門医による疾患・治療についての解説動画や、セルフコーチング機能、外来受診予約日をお知らせする機能が搭載されており、患者さんの治療に対する前向きな取り組みをサポートします。

CPAP装置「ドリームステーション Auto」本体に内蔵されたBluetoothを用いて、「ドリームマッパー」が互いにデータ連携することができます。


■「ドリームウェア ネーザルマスク」

「ドリームウェア ネーザルマスク」は視界を広く保ち、就寝前の読書などといった患者さんのライフスタイルに合った、充実した就寝前のひとときを提供します。

また睡眠中の寝返りを妨げないよう、フレーム内に空気を通し、呼吸回路の接続を頭頂部に設けるこれまでにない革新的なデザインを採用しました。

この革新的なデザインにより、「ドリームウェア ネーザルマスク」は優れたプロダクトデザインを選定する「2016 iFデザイン賞(2016 iF Design Award)」で、金賞を受賞いたしました。

 

「ドリームステーション Auto」と連動して動作可能な睡眠評価装置「アリスNightOne」を同時上市

 

■「アリスNightOne」

 

近年、日本国内において睡眠時無呼吸の診断として在宅での睡眠検査が急激に増加しています。在宅で使用する睡眠評価装置は、患者さん自らが機器を装着して検査を実施するため、電源の入れ忘れやセンサ類の装着不良により測定不良が発生するという問題点が報告されています。 アリスNightOne」は、このような問題点を解消するために、呼吸努力センサを装着すると測定が自動的に開始される機能により、電源の入れ忘れによる検査の失敗を防ぐことができます。さらにCPAP装置「ドリームステーション Auto」に内蔵されたBluetoothを用いて、CPAP装置の治療情報を「アリスNightOne」に取り込むことができ、簡便にCPAP療法の効果判定が行えます。


薬事情報

参考資料:【睡眠時無呼吸症候群について】

 

 睡眠中に異常な呼吸を示し、それに伴い身体、または日中の活動に支障を来す病態の総称を「睡眠呼吸障害(以下SDB:Sleep-Disordered Breathing)」と呼びます。 「24時間社会」と呼ばれる今日、睡眠に対する慢性的な問題を持っている現代人は増え続け、日本を含めた数カ国のデータではSDBの割合は男性の2割、女性の1割程度存在するといわれ*[2]、単純によく眠れたか、眠れないかの問題に留まらないことが最近明らかになってきています。
 SDBの代表的な疾患が、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(Obstructive sleep apnea syndrome: 以下OSAS)であり、OSASは上気道の閉塞が原因で、睡眠中に繰返し呼吸停止を起こし、著しい動脈血酸素飽和度の低下、動脈血二酸化炭素分圧の上昇、頻回の中途覚醒反応を生じます。これらにより、高血圧、不整脈、虚血性心疾患、脳血管障害、糖尿病、突然死といった、病的な疾患を合併するリスクが高まると報告されています。また、頻回に発生する無呼吸により中途覚醒がおこり日中の過度の眠気や集中力の低下が生じ、交通事故や労働災害などを来す原因となります。OSAS患者さんは循環器疾患にかかる医薬品使用料が1.7~1.9倍*[3]、また不眠・OSASを含めた睡眠障害が原因による年間の経済損失は3.4兆円*[4]と報告されています。

 OSASの主な症状は、いびき、日中の過度の眠気、日中の倦怠感、性格変化・仰うつ状態、夜間頻尿及びED(erectile dysfunction:インポテンツ)等があげられ、海外における長期予後報告においても、1時間当たりの睡眠時無呼吸低呼吸の数値が15-30回を超えると、健常人に比べ生存率の低下や致死的な心疾患イベント発症率の増加が報告されています*[5] *[6]。

今後、日本国民の食生活の欧米化に伴い、肥満傾向は更に強まりOSAS患者さん数の増加も予測されます。しかし、約8割が未診断・未治療であるため、早期診断・早期治療を行う必要性が高まっています。

*[1] 「ドリームマッパー」は、フィリップス・レスピロニクス合同会社と直接契約にある医療機関の患者さんのみご利用可能です。

*[2] 株式会社ライフ・サイエンス発行「睡眠呼吸障害Update 2011」より

*[3]   Otake K, et al, Thorax 2002;57:417–422

*[4]  日本経済新聞(朝刊)(日本大学医学部 内山 真)2006年6月8日

*[5]   Marin JM, et al. Lancet 2005;365:1046-1053

*[6]   Marshall NS, et al. Sleep 2008;1079-1085

フィリップス・レスピロニクス合同会社について

フィリップス・レスピロニクス合同会社は医療機器の輸入会社として1984年に創業しました。その後は呼吸医療と睡眠医療の専門企業として、人工呼吸器やCPAP装置、そしてそれらの関連機器の輸入から供給まで一貫したサービスの提供に努めております。

フィリップス・レスピロニクス合同会社の詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.respironics.philips.co.jp/

日本におけるフィリップスについて

株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、1953年に日本電子開発株式会社としてフィリップス製品の日本市場への輸入を開始し、いくつかの企業統合や社名変更等を経て2005年に社名を株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンに変更しました。2008年には、呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、同社は2010年に社名をフィリップス・レスピロニクス合同会社としました。2015年には、カテーテルおよびワイヤーを使用した血管内イメージングおよび生理学的評価を行う装置を取り扱うボルケーノ・ジャパン株式会社を傘下に入れました。日本におけるフィリップスは約2,000名の従業員を擁し、全国約80ヵ所に事業所を展開しています。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.co.jp

ロイヤル フィリップスについて

ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の生活の向上を目指して常に革新的であり続け、ヘルスケア、コンシューマーライフスタイル、ライティング分野において健やかで満ち足りた暮らしを提供する企業です。本社はオランダで、2015年の売上は242億ユーロ、世界100ヵ国以上に約104,000人の従業員を擁しています。循環器疾患ケアや急性期疾患の診断治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新たな照明アプリケーション、および男性用シェーバーやグルーミング、オーラルヘルスケアにおいてリーダーシップを発揮しています。ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/

報道関係および企業に関するお問い合わせ

株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 

ブランド コミュニケーション部 TEL: 03-3740-5896

製品に関するお問い合わせ

フィリップス・レスピロニクス合同会社 マーケティング部 TEL: 03-3740-3245