フィリップス、世界10ヵ国で睡眠に関する調査を実施。経済的なプレッシャーが、何千人もの人々の十分な睡眠に影響を及ぼしていることが判明


約8,000人を対象とした調査において、睡眠を妨げる要因として、仕事や経済的ストレスが、テクノロジーによる悪影響よりも上位にランキング

3月 20, 2015

※ この報道用資料は、2015年3月13日に米国、マサチューセッツ州アンドーバーで発表されたプレスインフォメーションの翻訳・編集版です。

 

米国、マサチューセッツ州アンドーバー  ロイヤル フィリップス (NYSE: PHG, AEX: PHIA、以下 フィリップス) は本日、世界10カ国の約8,000人を調査対象とした、睡眠の傾向や習慣をテーマとした一連の報告書の第1回目となる、「Sleep: A Global Perspective(睡眠:グローバルな視点)」を発表しました。世界睡眠医学協会(WASM:World Association of Sleep Medicine)による毎年恒例の世界睡眠の日を支援して発表されたこの報告書では、仕事や金銭/経済状況についての心配事が、睡眠に悪影響を及ぼす主な要因であることが明らかになりました。さらに、睡眠は健やかで満ち足りた暮らしを送るための重要な要素であると世界中の人々が認識しているにもかかわらず、ほとんどの人が睡眠を改善するための手段を講じていないことも判明しました。

 

 フィリップスのチーフメディカルリエゾンであるテオフィロ・リーシオン医学博士は、「この数年間、多くの調査でテクノロジーやモバイル機器が睡眠に与えるマイナスの影響が注目されてきましたが、本報告書は、人々の睡眠に影響を及ぼす要因がはるかに多様で複雑であることを示しています。また、世界中の人々が皆一様に、健康にとって睡眠が非常に重要であると評価していることは新鮮であると同時に、より良い睡眠を得られるようにするために人々ができることがもっとあるということは明らかです」 と今回の調査報告の結果について述べています。

 

人々はもっと眠りたいと思っているが、その方法が分からない

 米国、ブラジル、英国、フランス、オランダ、ドイツ、中国、日本、韓国、オーストラリアで調査した7,817人のうち、96%が睡眠は自分にとって重要だと回答しています。同時に、調査対象者の57%が、睡眠をより良いものにできるかもしれないが、睡眠を改善するための行動は起こしていないと回答しています。さらには、日常的に一晩中眠れている人は全体のわずか17%で、調査対象者の22%は、週に5~7日も、予定より早く目が覚めてしまうと回答しています。   

 加えて、調査対象者の6%が閉塞性睡眠時無呼吸を抱えていると回答しました。これは、世界中で1億人 以上がこの障害を患っているという他の報告書と一致する結果です。閉塞性睡眠時無呼吸患者の約80%が診断を受けていないと推定されるため、相当数の人々が、睡眠時無呼吸の適切な検査や診断、治療を受けることによって、恩恵を受けることができる可能性があります。

 

経済状況が睡眠に及ぼす影響

 家族や仕事、学校、社会生活、パートナーとの関係性など、健やかで満ち足りた暮らし全般に影響を及ぼす12項目の要因リストの中で、「睡眠」が87%でトップにランクイン、「金銭/経済状況」が84%でその次に続きます。さらに、睡眠を妨げる13項目の要因リストの中では、「金銭/経済状況」が28%、「仕事」 が25%を占めています。一方で世界中の67%の人が携帯電話を手の届くところに置いて睡眠をとっているが、それらのテクノロジーが睡眠を妨げる要因であると回答したのはわずか21%でした。

 

 「この報告書は、心的な要因が睡眠にどのように影響を及ぼしうるのか、また、こうした要因が時代によってどのように変化しうるのかを示しています。」フィリップスのグローバルクリニカルリサーチ担当上級部長であるマーク・アロイア博士はこのように述べています。「ストレスを解消することは夜ぐっすり眠るために重要ですが、とにかく変化を起こそうという気持ちになることが、多くの場面で人々にとって最も困難なことなのです。この調査によって得られたデータは、睡眠をより良い健康へと導くテクノロジーとライフスタイルソリューションの両面で総体的に捉え、対処することが必要であることを示しています。」

 

 「あなたの睡眠を妨げる要因となっているものは何ですか?」の問いに対して「仕事」と回答した国ランキングでは、韓国が43%で第1位、次いでブラジル (33%)、中国 (32%) が上位にきています。日本は23%で10ヵ国中5位となっています。「金銭/経済状況」と回答したのは、ブラジルが39%でトップ、ドイツと米国が共に31%でその次にランクインしています。日本は16%で10ヵ国中最下位となっています。

 

フィリップスは、睡眠の改善に向けたグローバルなチャレンジを発信していきます

 より良い休息をとるための第一歩は、睡眠障害の原因となる潜在的なリスクを調べることです。世界の人々のかなりの割合が睡眠障害に苦しんでいると推定され、閉塞性睡眠時無呼吸が睡眠障害の主要な原因の一つとなっています。しかしながら、閉塞性睡眠時無呼吸については多くの人が診断を受けていないのが現状です。

 

 潜在的な睡眠障害に対処することに加えて、睡眠の改善につながる行動を取ることも重要です。日常のストレスが原因で夜眠れないことは誰にでもあり得ますが、小さな変化を起こすことでストレス要因を軽減し、身体が必要とする休息を取ることが可能となります。1日にひとつ、小さなライフスタイルの変化を起こすことで、睡眠と安らぎを改善していくことも可能なのです。

 

日本人の調査結果について

 今回、フィリップスが実施をした睡眠に関する調査対象者には、750名の日本人(調査対象全体の約10%。男女比 48%:52%)が含まれています。

 

 平日の平均睡眠時間が4時間以下の日本人は日本人調査対象全体の3%と10ヵ国中一番多く(次いで米国、フランス、ドイツ、英国が2%)、4~5時間も13%(次いでブラジルが10%、オーストラリアと英国が8%)と、10ヵ国中一番多い結果となりました。また、平日の平均就寝時刻も、午前2時以降が日本人調査対象全体の5%と10ヵ国中一番多く(2位が3%で韓国)、午前1~2時の間も11%で10ヵ国中断トツのトップ(ブラジルが6%で2位)となり、日本人は平日の睡眠時間が短く、就寝時間も遅い傾向にあるということが明らかになりました。

 

 「あなたの睡眠を妨げる要因となっているものは何ですか?」との問いに対しての日本人の回答ランキングは、上位から「テレビやテクノロジー(SNSやEmail等)(25%)」「仕事(23%)」「就寝直前のカフェインや刺激物接種(17%)」「金銭/経済状況(16%)」「自分の健康(14%)」「同床者のいびきなどの睡眠問題(11%)」「家族の健康(10%)」「子供の世話(8%)」「就寝直前の食べ過ぎによる満腹感(6%)」の順となっています。本質問に対して「金銭/経済状況」と答えた日本人は全体の16%と10ヵ国中最下位(次いでオランダ21%、中国22%)、「家族の健康」と答えた日本人も10%で10ヵ国中最下位(次いでオランダ13%、ブラジル14%)で、 金銭/経済状況や家族の健康に対する悩みが睡眠障害を引き起こしている割合は、日本では10ヵ国中一番低い結果となりました。

 

 「あなたは日常生活においてどのくらいストレスを感じているか、1(全く感じていない)~5(とても感じている)段階で評価してください」との問いに対しての国別平均ランキングは、ストレスを感じている国から順番に、「韓国(3.71)」「ブラジル(3.57)」「米国(3.47)」「英国(3.40)」「ドイツ(3.37)」「日本(3.34)」「オーストラリア(3.32)」「中国(3.28)」「フランス(3.19)」「オランダ(3.16)」となり、日本は10ヵ国中6番目となりました。

 

 「寝室の大きさはどの位ですか?」の問いに対して、「狭い(13.4㎡以下)」と答えた日本人は全体の28%で、10ヵ国中、韓国(61%)、中国(46%)、ブラジル(35%)に次いで4位でしたが、その一方で「広い(18.6㎡以上)」と回答した日本人は18%で、フランス(36%)に次ぐ2位でした(3位が米国で16%)。

 

 「普段どこで寝ていますか?」の問いに対しては、「シングルベッド」が日本人全体の42%で1位、次いで「(布団などを敷いた)床・畳(24%)」、「ダブルベッド(17%)」の順となっています。

 

 「睡眠を改善するために何を服用(使用)していますか?」との問いに対し、下記それぞれについて「一切使用していない」と答えた日本人の割合は以下の通りです:「医師処方の睡眠薬」(82%)、「市販の睡眠補助薬」(90%)、「ビタミン剤やサプリメント」(83%)、「ノンアルコール飲料(ミルクや紅茶など)」(59%)、「アルコール飲料」(62%)。この結果から、睡眠を改善するために薬やビタミン剤などの錠剤を活用する日本人は少なく、逆にアルコール飲料を活用する日本人は10ヵ国中一番多いことが判明しました(睡眠を改善するために、アルコール飲料を「ある程度しばしば飲む」「しょっちゅう飲む」の上位2項目を足した日本人の割合は18%でトップ。次いで英国が15%、米国が14%となっています)。

 

 また、「次に挙げる項目が、あなたの生活、健康、健やかで満ち足りた暮らしを送るためにどれくらい重要な要素となるか、1(全く重要でない)~5(非常に重要)段階で評価してください」との問いに対し、日本人の平均ポイントは重要な要素から順番に、「睡眠(4.35)」「食生活(4.23)」「金銭/経済状況(4.17)」「趣味/気晴らし(3.97)」「大切な人との精神的な繋がり(3.83)」「家族/育児(3.68)」「仕事(3.59)」「エンターテイメント(3.49)」「社会生活(3.46)」「大切な人との肉体的な繋がり(3.38)」「運動(3.32)」となっており、「睡眠(4.35)」が一番重要な要素であると考えていることが分かりました。

 また、「家族/育児(3.68)」「社会生活(3.46)」「エンターテイメント(3.49)」「運動(3.32)」「大切な人との精神的な繋がり(3.83)」「大切な人との肉体的な繋がり(3.38)」が重要な要素となると答えた日本人の平均ポイントは10ヵ国中最下位でした。逆に「食生活(4.23)」「趣味/気晴らし(3.97)」が重要な要素となると答えた日本人の平均ポイントは、10ヵ国中1位でした。

 

 「次の6項目について、より良い睡眠を得るためのモチベーションとなる重要な要素かどうかを、1(全く重要でない)~5(非常に重要)段階で評価してください」の問いに対しては、重要な要素となる上から順番に「健やかで満ち足りた暮らし(3.92)」「集中力(3.68)」「感情の変化や気分を制御する能力(3.49)」「容姿・外見の改善(3.31)」「仕事での良いパフォーマンス(3.20)」「介護人としての良いパフォーマンス(2.87)」という回答でした。しかしながら、日本人の回答は、以下の5項目において10ヵ国中最下位のポイントを示しており、下記の要素が他国に比べると、良い睡眠を得るためのモチベーションとならないことを示しています:「健やかで満ち足りた暮らし(3.92)」「仕事での良いパフォーマンス(3.20)」「介護人としての良いパフォーマンス(2.87)」「集中力(3.68)」「感情の変化や気分を制御する能力(3.49)」。

 

「睡眠:グローバルな視点」レポート(日本語)

睡眠調査- 図1

睡眠調査- 図2

日本におけるフィリップスについて

株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、1953年に日本電子開発株式会社としてフィリップス製品の日本市場への輸入を開始し、いくつかの企業統合や社名変更等を経て2005年に社名を株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンに変更しました。現在は、ヘルスケア、ライティング、コンシューマーライフスタイル分野の製品を扱っています。2008年には、呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、同社は2010年に社名をフィリップス・レスピロニクス合同会社としました。2015年には、カテーテルおよびワイヤーを使用した血管内イメージングおよび生理学的評価を行う装置を取り扱うボルケーノ・ジャパン株式会社を傘下に入れました。日本におけるフィリップスは3社合わせて約2,100名の従業員を擁し、全国約80ヵ所に事業所を展開しています。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.co.jp

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ロイヤル フィリップスについて

ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の生活の向上を目指して常に革新的であり続け、ヘルスケア、コンシューマーライフスタイル、ライティング分野において健やかで満ち足りた暮らしを提供する企業です。本社はオランダで、2014年の売上は214億ユーロ、世界100ヵ国以上に約105,000人の従業員を擁しています。循環器疾患ケアや急性期疾患の診断治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新たな照明アプリケーション、および男性用シェーバーやグルーミング、オーラルヘルスケアにおいてリーダーシップを発揮しています。ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/

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本件に関するお問い合わせ

株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 

ブランド コミュニケーション部 TEL: 03-3740-4551

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